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知っておけば安心! 積極的に取り入れたい 妊娠・出産・産後の 各ステージ別精油の 安全な利用方法

知っておけば安心! 積極的に取り入れたい 妊娠・出産・産後の 各ステージ別精油の 安全な利用方法

こんにちは、オーガニックセラピストのMikiです。こちらのコラムでは、安心安全な方法でアロマやハーブ、ヨガやマッサージなどナチュラルケアを取り入れて、妊娠・出産・産後という女性の人生の中でもドラマチックなステージを心身ともに健やかに過ごすためのアドバイス・ヒントを綴っていきます。

この記事の目次

妊娠中のアロマセラピーが危険!は一昔前。正しい用法を知って積極的に取り入れるのがおすすめです

妊娠中は、これから生まれてくる赤ちゃんと一心同体で過ごすことのできる、女性にとってはとても貴重な喜びに満ちた時間ですよね。でもそんな幸せな時間の中でも、だんだんと大きくなるお腹を支えるのに体は必死で疲れやすくなるし、
ママになることへの不安がよぎることもあるでしょう。妊娠前とは違う体の疲れ方やストレスに戸惑う妊婦さんも多いと思います。特に初産でしたらなおさら。わからないことだらけですよね。

そんな時は、是非、アロマやハーブの自然の力を借りてセルフケアをしてみてはいかがでしょう?

ところで、アロマセラピーと聞くと、『妊娠中に使っていいの?』『妊婦さんに危険なのでは?!』と思われる方もいらっしゃるようですが、長らくアロマトリートメントに関わってきた私には、アロマセラピーが頭ごなしに”妊婦さんNG!”と言われていたのはもはや一昔前のお話に感じます。

というのは、ここ10年程でプロフェッショナルでなくても気軽にアロマを楽しむ女性が爆発的に増え、いまや巷にはアロマセラピーの精油やハーブを販売するお店が溢れています。

利用者が増えるに伴って安全な利用法、正しい知識が求められるようになり、最近では本屋さんに行けば大きいところならアロマコーナーがあったり、妊婦さん向けアロマの本が売られていたりも。

私自身、昔勤めていたマッサージサロンでは妊婦さんへのアロマトリートメントは全てNG!となっていたのですが、今業界を見渡してみると妊婦さん向けサロン、妊婦さん向けメニューのあるサロンの多いこと多いことに驚きます!妊婦さん専門の整体医院を開業した友人までいるほどです。

つまり、何が言いたいかというと・・・アロマもハーブも実際のところ正しい使い方をすれば妊婦さんであっても問題ないですよ!ということ。それどころか、お薬の使えない妊娠中のデリケートな体をしっかりサポートしてくれる味方になり得るので積極的に取り入れましょう!ということです!

今回はそんなアロマセラピーでの精油の利用法を妊娠~産後の各ステージごとにお伝えしていきたいと思います。

妊娠初期の精油の利用法

妊娠初期は特にホルモンバランスの大きな変化の影響でつわり、だるさ、イライラしたり気分が落ち着かないことがあると思います。
良くも悪くも匂いに敏感でイヤな香りもあったりするこの時期は、妊娠にも影響がないとされリフレッシュ効果の高い柑橘系の精油が特にオススメです! たとえば、レモン、スイートオレンジ、グレープフルーツ、マンダリン、ベルガモットなどです。

ハンカチに少量足らしたりアロマペンダントなどを利用して持ち歩いて、つわりで気分が悪いかも・・・という時に香りでリフレッシュするのも良いですね。
グレープフルーツは天然の抗うつ薬とも例えられるくらい心のリフレッシュ効果が高いです。すっきりとした柑橘の香りは食欲を紛らわせてもくれるので、食べづわりで体重増加の気になる妊婦さんにもおすすめです。

【妊娠初期におすすめの精油】
レモン、スイートオレンジ、グレープフルーツ、マンダリン、ベルガモット

妊娠中期の精油の利用方法

安定期以降は、だんだんとお腹が張ってきて全身がむくみやすかったり、腰が辛かったりします。
そしてお腹の妊娠線予防も気になってくる頃ですよね。

そんな時こそ精油を使ってお腹をマタニティマッサージしてみてもいいでしょう。

プチグレンローズウッドのように気持ちをリラックスさせてくれる精油や、
フランキンセンスネロリなどのお肌を整えハリを持たせてくれるようなスキンケアにぴったりの精油を使って優しくお腹をマッサージすれば、
気分もほぐれてお腹の赤ちゃんとのコミュニケーションにもなりそうですね。

【妊娠中期におすすめの精油】
プチグレン、ローズウッド、フランキンセンス、ネロリ
【使い方の注意点】
※精油は全体の1パーセント以下の濃度になるよう、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルのようなキャリアオイルに希釈して使いましょう。
※マッサージを始める際は安定期に入り、主治医に相談してからスタートするようにしてください。

妊娠後期の精油の利用方法

いよいよ出産予定日が近づいてきたら、妊婦さんの緊張も高まってくると思います。
予定通りでも不安はつきものなのに、出産予定日を過ぎても生まれてこないとなるとドキドキですよね。

精油の中には分娩を促すとされているものもあります。
妊娠予定日を過ぎている時にも使えるほか出産時には陣痛と陣痛の間に陣痛の苦しさを和らげ分娩をスムーズにしてくれるクラリセージジャスミンといった子宮収縮を促す精油で腰回りをマッサージしてもらったり、可能であれば循環を促すメリッサローズのような気分を明るくしてくれる精油で芳香浴をするのも良いでしょう。

一生の一大イベントですから、良い香りに包まれて素敵な思い出にしたいですよね。

【妊娠後期におすすめの精油】
クラリセージ ジャスミン メリッサ ローズ

出産後の精油の利用方法

産後すぐには大仕事を終えた疲れと赤ちゃんがやってきた興奮で眠れない日々を過ごすことも多いと思います。
出産後は使えるオイルも増えますから、そんな時こそアロマで自分を取り戻しましょう。

カモミールローマンのような深い鎮静効果のある精油やネロリのような疲れた心を癒し気力を与えてくれる精油で芳香浴がおすすめ。深い休息を得ることでその後に続く育児へのパワー充電に。

また、急激に体型が変わる時期でもありますから、フランキンセンスラベンダーサイプレスジンジャーベルガモットのブレンドオイルでお腹や腰回りをマッサージしてはいかがでしょう。
これらは、細胞回復を促進したり、産後の子宮を引き締めて妊娠前のウエストラインを取り戻すのを助けてくれるようなブレンドです。

【出産後におすすめの精油】
カモミールローマン フランキンセンス ラベンダー サイプレス ジンジャー ベルガモット

【使い方の注意点】
※精油は1パーセント以下の濃度になるよう、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルのようなキャリアオイルに希釈して使いましょう。

まとめ

今回は妊娠中、ステージ別に精油を使ってできる安全なセルフケア方法をご紹介しました。

なお、アロマセラピーの精油のなかには妊娠中に避けたほうが良いとされているもの(妊娠中禁忌の精油)もあります。今回ご紹介した精油以外を使用される際は、十分な知識を持って行うか専門家から適切な指示を受けるようにしましょう。
香りを取り入れて素晴らしいマタニティライフになさってくださいね!

 

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この記事を書いた著者

オーガニックセラピストMiki
2006年からマッサージセラピストとして都内のタレント、著名人が数多く通う某有名スパに勤務。在職中にアロマセラピーの知識を身につけタイでタイ古式マッサージのライセンスも取得。その後独立しスイスやオーストラリアでの海外在住中に現地でもセラピストとして従事。帰国後は都内を中心にフリーセラピストを続けつつ英語で教えるキッズヨガ講師としても活動。マタニティ、キッズのいるママさん向けの出張施術に力を入れていた東京での数年を経て、現在は湘南在住。海の近くで暮らしながら外資系のアロマセラピーブランドにてオーガニックの精油やコスメの販売に携わっている。

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