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大学病院内の助産院で医療介入のないナチュラルなお産を体験 むーさん28歳の体験談[ナチュラルなお産 私の体験談]

大学病院内の助産院で医療介入のないナチュラルなお産を体験 むーさん28歳の体験談[ナチュラルなお産 私の体験談]
セレスマムでは、「ナチュラルなお産 私の体験談」コーナーで、セレスマムのライターさんをはじめ、様々な方の通常の病院での出産以外の出産体験をご紹介しています。メインは、自宅出産や水中出産、助産院での医療介入のない出産体験談や、両方の出産を体験した方の体験談になります。
ただし、出産はどの出産であっても尊い奇跡であり、いわゆるナチュラルなお産をすることとオーガニックはイコールではありません(オーガニックについてはオーガニックの定義オーガニックの基準をお読みください)。
帝王切開やいわゆる普通の病院での分娩もまた神聖で貴重な経験であるとセレスマムでは考えており、お産に対しては一切の良否の判断を行いません。体験談の文章中の見解は、あくまでライターさんの個人の体験に基づく見解であることをご了承ください。
★むーさん プロフィール
神奈川県在住の専業主婦です。今年娘を出産し、幼稚園に通う4歳の長男と0歳の娘の育児と家事にと日々忙しく暮らしています。家族で食べること、料理することが大好きで趣味は料理とお菓子作りです。できるだけ無添加にこだわり調味料やジャム、化粧水なども自分で作っています。自然分娩にこだわり長男は助産院で出産しました。さらに産後から姿勢に興味を持ち始め、体も動かしたかったので、ヨガの勉強を始めてインストラクターのライセンスも取得をしました。娘を妊娠してからは自宅でマタニティヨガを継続しながら、穏やかな妊娠期間を過ごし、医療介入なく無事に自然分娩しました。出産・子育てやヨガ、料理のことなどもっともっと勉強していきたいですし、私の経験がお役に立てば嬉しいです。
[28歳で第一子を助産院で出産、32歳で第二子を病院で出産]

第一子の妊娠、その後、出産スタイルを考えて助産院へ転院

4年ほど前、初めての妊娠が発覚し、最初は一番近い産婦人科を受診しました。妊娠自体初めてでしたし、産婦人科に通うこともあまり経験のないことでしたが、その産婦人科に違和感を覚え、産む場所を考えるようになりました。分娩もできる大きな産婦人科ではありましたが、妊婦検診も流れ作業のようで、初めての妊娠でわからないことや不安なことも多かったのに、なかなか相談等もできませんでした。診察の待ち時間も長く、受付の方もとても事務的で、ここに通い続けて出産を迎えたくはないと思うようになっていたのです。

最初はまず他の産婦人科を探し始めましたが、そのうちに出産スタイルを考えることになりました。
出産に至るまでの過程で私が望んだことは、検診の都度しっかり話ができること、分娩の際に助産師や医師を信頼できていること、なるべく医療介入をせずに自然分娩することの三点でした。

妊娠中は体重や体調もどんどん変化し、お腹が大きくなれば胎動もあってとにかく初めてのことだらけ。今の時代、わからないことや不安なことがあればすぐに検索をして、なんとなくの答えが出ることも多い一方で、さらに不安に駆られることもあり、あまりネットの情報も鵜呑みにしすぎるのは良くないと思っていたので、妊婦検診の際に沢山話を聞いてもらいたかった。しっかり話ができていれば、半年近く通う産婦人科のことは信頼できるようになっていると思いました。何より、陣痛促進や会陰切開などの医療介入をしないで出産したいと思うようになりました。

妊娠は病気ではありません。無事に分娩の日を迎えらるように準備をして、赤ちゃんのタイミングで自然な陣痛を待ちたいし、親の都合で計画分娩してしまうのは少し違うと気がしていました。当時の私は、妊娠を機に仕事を辞めることになっていて、臨月に入るタイミングで退職する予定でしたし、第一子の妊娠だったので、分娩はいつになっても構わない状況でした。

計画分娩にこだわって、陣痛促進をし、腕が真っ青な状態で生まれたばかりの赤ちゃんを抱いていた友人の姿や、陣痛中に麻酔が効かなかった友人の話を聞いたこともあり、できるだけ自然に産むことを望みました。陣痛も分娩も痛いのは嫌でもわかっていて、怖いとも思いましたが、妊婦にしか体験できない特別な痛みだし、その痛みもすぐに忘れてしまうと聞いていたので、しっかり経験したいと思いました。

大学病院の助産院へ転院。リスクに対応できる状態での可能な限り医療介入のない助産院で出産することを決める

このようなことを考えて、選んだのが大学病院の助産院でした。妊婦検診は全て担当の助産師が行い、ポイントで大学病院の産科の医師の検診がある際のみエコーなどで胎児の状態を確認する。分娩時は院内のLDRで、担当助産師とともに医療介入をせずにフリースタイル分娩をし、出産直後は産科と新生児科の医師が大学病院から駆けつけてくれる。万が一、分娩に問題があり、助産師の元での分娩が危険な場合は、大学病院に搬送されそちらで医師の元出産するというシステムで、丁寧な説明会があり、納得して分娩予約を入れました。

紹介状を書いてもらい転院すると、それまでとは全く違う妊婦検診が待っていました。しっかりと30分時間をかけて検診してくださり、私の希望していた話や相談をする時間もたっぷりとありました。

医療介入をしない自然分娩なので、重要になるのが体重管理でした。分娩までに体重が増えすぎてしまうと、母体にも負担がかかるばかりか、産道にも脂肪がついてしまい分娩が辛くなるとのことでした。毎回の検診ごとに体重の増減を細かくチェックし、食べたものに関しても注意が入りました。

体力をつける意味でも毎日100回のスクワットを課せられ、なるべく歩くようにと指導されました。結果体重は7キロ増で出産に至りましたし、糖が出てしまうこともありませんでした。

毎回の妊婦健診で足を触られ、むくみや冷えがないかのチェックもありました。その時の助産師さんの手が暖かかったこと、むくみがあると優しくマッサージをしていただいたことが今でも忘れられません。予定日は真夏でしたが、若干冷えがあった私は、夏場でも腹巻きとレッグウォーマーをするようにとの指導もありました。

妊娠も後期に入ると、バースプランを考えて提出しました。そのプランを担当助産師と共有し、私の希望する出産をするというものです。私は、主人と母が立ち会い、主人がへその緒を切ること、好きな音楽を聴きながらリラックスして出産すること、できれば四つ這いで出産して赤ちゃんを自分の手で一番に抱くことを希望しました。

担当の助産師さんと相談を重ねていましたし、母親学級でも様々な分娩スタイルを教わっていました。四つ這いだと赤ちゃんも重力に逆らうことがないので産まれやすく、また自分が一番に受け止めることができると知って、是非とも挑戦したいと思ったのです。しかし、四つ這いの姿勢をキープするのも体力がいるので、スクワットとウォーキングを継続して体を動かすようにと言われました。




いよいよ陣痛、そして出産へ。バースプラン通りではなかったけれど素晴らしいお産体験でした

陣痛は予定日前日のお昼頃から微弱なものを感じ始め、自分でもこれが陣痛なのかよくわかりませんでしたが、夕方から15分~20分間隔になりました。それまで前駆陣痛のようもなく、お腹も下がっておらず、おしるし等もなかったので、いよいよ出産なのだと感じました。

産院に連絡すると、初産だしまだ時間がかかるだろうし、破水もなかったのでとりあえずシャワーに入って、おにぎりを二つは食べて出産に備えるようにとのこと。産後二日目までシャワーは浴びられないことになっていたので、ゆっくりとシャワーに入ってさっぱりしてから、陣痛に耐えながらおにぎりとおかずも少し食べました。

夜9時になっても、陣痛の間隔はそこまで縮まらず、かといって遠のいてもいないような状態でした。再度産院に電話をすると、朝まで自宅待機でも構わない気もするが、心配ならこれから来てもらって入院することも可能だとのことでした。初めての陣痛で、このまま眠れる気もしませんでしたし、ずっと自宅にいるのも不安だったので、母に車を出してもらい産院に向かいました。

産院に到着してから、内診してもらいましたが、まだ子宮口も1センチ程度しか開いておらず、いつ分娩になるかはわからないので、LDRでゆっくりしていていいとのことでした。そんな状況だったので、主人は普段通り仕事をし、終電で産院に駆けつけてくれました。主人が到着した頃には、陣痛の間隔も7分程度になっており、子宮口も3~4センチだと言われました。

バランスボールに上半身をあずけて、揺れながら陣痛の痛みを逃がして数時間耐え続けました。LDRと言っても、部屋は広い和室で、主人も母も普段通り会話をしながら、一緒に飲み物を飲んだりして、陣痛以外の時はくつろぎながら過ごせました。立ち会う2人も、私も普段着のままだったこともあって、自宅のような感覚でリラックスできました。

私は陣痛の痛みもあり、若干の興奮状態だったので眠気はありませんでしたが、主人や母が眠くなりかけていた朝5時すぎ、陣痛が遠のいてしまい、様子を見ていましたが、助産師さんの判断で、破水を起こそうという話になりました。指示通り、最初は自分で寝転がったまま体を左右に揺らしてゴロゴロしてみたのですが効果がなく、助産師さん2人がかりで体育座りのような姿勢になった私を揺らして、破水を起こしてもらいました。

破水をしてからはまた陣痛が戻ってきて、いよいよ分娩に入りましたが、その頃には私の体力も限界に近づいていました。さらに、赤ちゃんの首に臍の緒が巻きついているとのことで、すぐに解く必要があるので、主人が臍の緒を切ることはできないと伝えられました。

それまでバランスボールを使って四つ這いに近い姿勢を取っていたのですが、破水させる際に体育座りのような仰向けの状態になると、疲れ切っていた私はそこから四つ這いに戻ることができず、助産師さんにバースプランと違ってしまうがどうするかと聞かれましたが、そのまま出産することにしました。

分娩台等はないので、私の頭の方に母がいて、主人は生まれてくる赤ちゃんをすぐに撮影するために、助産師側に回りました。赤ちゃんも頑張って生まれてこようとしてくれているので、「痛い」と言わないようにしようと決めていて、とにかくそのワードを言わずに頑張りました。頭が見えてきたと言われた直後にするっと生まれ、それまでの陣痛にも耐えていたので、生まれてくるときには痛みをそこまで感じませんでした。やっと会えることの喜びの方が大きかったのです。

主人に臍の緒をカットしてもらうことはできませんでしたが、臍の緒をカットして赤ちゃんの確認があった後すぐにカンガルーケアをさせてもらいました。私は上半身を裸になるように服をめくり体温で赤ちゃんを温めてあげるようにすると、まだ目も開かないのに自分でおっぱいを探し、すぐには吸えないのに一生懸命舐めていたのに感動しました。

生まれたのは朝7時40分。陣痛時間は最初に電話をした時間から換算され13時間半と伝えられました。臍の緒が巻きついていた影響で赤ちゃんの体力も落ち、陣痛も遠のいてしまったのだろうとの説明がありましたが、それ以外は問題がなく、3,116gの元気な赤ちゃんでした。

剃毛や浣腸、会陰切開等はなかったのですが、最後に会陰は裂けてしまったようで、医師による縫合があり、その縫合が何より痛かったのですが、その他あと陣痛のようなものはありませんでした。

そのまま家族でLDRで過ごして、私が赤ちゃんを抱っこしたまま車いすに乗せてもらって、個室に移り、そこから母子同室での入院生活が始まりました。

バースプラン通りの出産にはなりませんでしたが、とてもリラックスして出産できたこと、一度も赤ちゃんと離れることなく過ごせたことなど全てを含めて、この助産院で出産してよかったと思えています。

次回は、様々な事情からいわゆる普通のお産となった第二子の出産体験を比較しながらレポートしていきます。

※その他のオーガニック・ナチュラル派ママの出産体験談はこちらから読めます。

 

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この記事を書いた著者

セレスマム編集部
オーガニック・ナチュラル派ママのための妊娠・出産・子育て情報ウェブマガジン・セレスマム(ceres mom)の編集チームです。ママと子どもがマイ・ベストオーガニックライフを見つけるための場となれるよう、国内外の情報をもとにオーガニックの定義と基準を明らかにし、特定の健康法や流派に偏らない情報発信を心がけています。

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