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第一子の助産院出産後、第二子を普通の産院で出産 むーさん32歳 [ナチュラルなお産 私の体験談]

第一子の助産院出産後、第二子を普通の産院で出産 むーさん32歳 [ナチュラルなお産 私の体験談]
セレスマムでは、「ナチュラルなお産 私の体験談」コーナーで、セレスマムのライターさんをはじめ、様々な方の通常の病院での出産以外の出産体験をご紹介しています。メインは、自宅出産や水中出産、助産院での医療介入のない出産体験談や、両方の出産を体験した方の体験談になります。
ただし、出産はどの出産であっても尊い奇跡であり、いわゆるナチュラルなお産をすることとオーガニックはイコールではありません(オーガニックについてはオーガニックの定義オーガニックの基準をお読みください)。
帝王切開やいわゆる普通の病院での分娩もまた神聖で貴重な経験であるとセレスマムでは考えており、お産に対しては一切の良否の判断を行いません。体験談の文章中の見解は、あくまでライターさんの個人の体験に基づく見解であることをご了承ください。
★むーさん プロフィール
神奈川県在住の専業主婦です。今年娘を出産し、幼稚園に通う4歳の長男と0歳の娘の育児と家事にと日々忙しく暮らしています。家族で食べること、料理することが大好きで趣味は料理とお菓子作りです。できるだけ無添加にこだわり調味料やジャム、化粧水なども自分で作っています。自然分娩にこだわり長男は助産院で出産しました。さらに産後から姿勢に興味を持ち始め、体も動かしたかったので、ヨガの勉強を始めてインストラクターのライセンスも取得をしました。娘を妊娠してからは自宅でマタニティヨガを継続しながら、穏やかな妊娠期間を過ごし、医療介入なく無事に自然分娩しました。出産・子育てやヨガ、料理のことなどもっともっと勉強していきたいですし、私の経験がお役に立てば嬉しいです。
[28歳で第一子を助産院で出産、32歳で第二子を病院で出産]

この記事の目次

第一子の出産後、3年目で妊娠。事情から近所の普通の産院へ

子どもは2人欲しいと希望していましたが、2人目をなかなか授かることができず、当初は2歳差でと考えていましたが、やっと妊娠できた時には長男は3歳。4学年差になってしまうことになりました。

前回の記事でレポートした長男の出産は助産院で行い、助産師さんとの信頼関係もあり、とてもリラックスした雰囲気の中で出産することができたので、今回も同じ産院での出産を希望しました。しかし、長男の幼稚園登園の都合や、4年前とは住んでいる場所も違ったので、通うのにも少し時間が掛かるようになってしまったことも踏まえて、助産師さんから断念するように言われてしまい、産院探しが始まりました。

長男が幼稚園を休むことなく、普段通りに過ごしながら、私が通院・入院できることを考えて、自宅から徒歩圏内、離れても一駅程度。できれば長男の出産同様、医療介入のない自然分娩を望みました。

けれど、自宅近辺ではなかなか思うような産婦人科が見つからず、見学や相談に行った産婦人科の中で一番気に入った産婦人科に通うことに決めました。自宅からは徒歩圏内。計画分娩は行わない、自然分娩が基本の産婦人科でした。

妊婦検診は毎回院長先生が行ってくださり、気さくで話しやすい院長先生だったので、検診のたびに相談をして、医療介入を望まないこと、剃毛、浣腸、会陰切開も避けたいと伝えました。院長先生は、私の希望を理解してくださり、その上で、お産の進み具合によっては、赤ちゃんや母体のために先生のジャッジで私の希望しないことを行う可能性もあると説明を受け、私も納得しました。

毎回のエコー検査、そして4Dエコーの精度にびっくり! 病院によって違う妊婦健診

長男の時は、妊婦検診と言っても体重測定や尿チェック、さらには腹囲を計測して、赤ちゃんの様子は聴診器を使って助産師さんが診てくれていました。2人目の場合は助産院ではなかったので、毎回エコー検査があることに驚きました。事細かくエコーでチェックしてくださり、へその緒や胎盤がどこについているのか、心臓の弁の様子まで教えてくださり、2人目の妊娠ではありましたが、妊婦検診では毎回知らないことだらけで、とても楽しみでした。

また、助産院ではありえない4Dエコーも興味はなかったのですが、初めて見せてもらうと面白く、赤ちゃんの表情もよく見えて嬉しかったです。

1人目の時はプラス7キロ、陣痛時間13時間半、布団の上で最後は仰向けの状態で出産しました。破傷してはしまいましたが会陰切開もしない自然分娩でした。生まれたのは出産予定日の前日でした。

2人目の分娩も同じように進むようにと、長男の母子手帳を見ながら、妊娠の経過の比較をしていましたが、2人目の場合はお腹もすぐに大きくなり、妊娠中期の時点ですでにプラス7キロになってしまっていました。先生からも、2人目の妊娠の場合の子宮は、一度膨らませいた風船を膨らませるのと同じように、お腹も大きくなりやすいと教えてもらったため、そんな違いがあるんだと、特に気にせず過ごしていましたが、結果体重が増えすぎてしまっていたので、間食を控えたり、食べるものにも気をつけて、なんとか体重をキープしました。

臨月に入ってから、胃が圧迫されてしまったからか、食欲がなくなってしまい、食べられないのもあって、体重が減ってしまい、結局はプラス8キロでお産を迎えました。

2人目のお産。あれよあれよという間のスピード出産!

長男の際の陣痛の痛みそのものは忘れてしまっていましたが、とにかく痛かったこと、13時間半陣痛に耐えていたので疲れ切って出産を迎えたのでいよいよ生まれるというときには、痛みはあまり感じていなかったことは覚えていました。また、長男には首にへその緒が巻きついてしまっていたため、陣痛が遠のいてしまい、破水もしていなかったので、お産を進めるためにも助産師さんが私の体を揺らして破水を起こしてくださいました。その破水の際の体内でブチッという音がしたことも鮮明に覚えていました。

2人目の出産は早まると両家の母たちも臨月に入ったあたりからそわそわし始めていました。里帰り出産ではなかったので、陣痛がきたらどのように動くかのシュミレーションは何度も繰り返し、私が入院でいない数日間もなんとかなるとは思えていました。

お腹が大きくなるのも早かったですし、母たちも毎日のように連絡をしてきていましたが、大幅に出産が早まることはなく、予定日の5日前から前駆陣痛を感じ始めました。長男の時には前駆陣痛はなかったので、最初は陣痛かと勘違いしそうになりましたが、決まって24時頃に生理痛のような痛みがある程度でした。そして予定日を過ぎ、二日目のお昼過ぎから陣痛が始まりました。

まずは主人に連絡、なるべく早く帰ってきてほしいと伝えました。次に実母は仕事ですぐに抜けられないので義母に連絡。その日に泊まってもらうつもりで急いで来てもらうよう伝えました。そして私は義母と長男の晩ご飯用にビーフシチューを作ろうと決め、スーパーに急いで買い物をし、陣痛をなんとかやり過ごしながら料理を始めました。義母に泊まってもらったことはなかったので、なるべく部屋を綺麗にして、料理やお風呂の準備などが終わっている状態にしたいと必死でした。

義母が駆けつけてくれた頃、シチューは作り終えていて、私もひと段落していましたが、まだ陣痛の間隔は狭まらず、陣痛促進のためにも自分で息子を園バスのバス停までお迎えに行こうと思いましたが、さすがに義母に止められ、代わりにお願いをしました。

長男が帰ってきてから、三人で夕食を食べ、さらに長男と一緒にお風呂にも入りました。なるべく義母の負担を減らしたいという思いと、もう一つは以前の記憶です。長男の陣痛時に産院に電話したところ、食べてスタミナをつけて、体も洗っていスッキリしておくようにと言われたのです。なので、今回もギリギリまで自宅で自分にできることを行っていました。夕方に主人がやっと帰宅。痛みは増していて、陣痛の時にはソファに上半身をあずけた四つん這いのような姿勢で過ごしていました。

陣痛の間隔が定まらず、7分だったり10分だったり15分だったりとバラバラで、自分でもどうしたらいいのかよくわからず、そのうちに10分間隔に揃うようになるのではないかなどと思いながら痛みに耐えていました。子どもの元気に起きていたし、義母もいたので、そこまで大げさに痛がれなかったのもありました。

主人が帰宅したところで産院に連絡し、状況を説明するとすぐに入院セットを持って産院に来るようにと言われました。そんなことを言われるとは思っていなかったので、多少驚きましたが、長男は歯磨きも終わっていてあとは寝るだけの状態だったので、そこからを義母に任せ、生まれるのは日付をまたいでからになるだろうから、家をお願いしますと義母に頼んで出発しました。

産婦人科に着くと、まず内診するから分娩台に一度上がるように言われ、言われるがままに分娩台に腰掛けると、なんと子宮口全開とのこと。私は家で気を張っていたせいもあったからか、まだそこまで疲れ切ってもおらず、さらに4年弱陣痛はものすごく痛いと思い続けていたので、この陣痛よりさらに痛くなると思っていました。

院長先生が飛んできて、次の陣痛がきたらいきんでもいいとおっしゃられ、私の気持ちがちっとも追いつかず、状況が飲み込めませんでした。特にいきみたかったわけでもないですし、まだ生まれる気もしていなかったのです。子宮口が全開などということも信じられませんでした。

でもとにかく、陣痛の度にいきむように言われ、分娩台でバーを握らされ、全身力んでいきみました。長男の分娩の時には布団の上だったので、分娩台の経験がなく、バーをしっかり持って自分の方に引き寄せるつもりで!目は閉じない!おへその方を見ながら!などと言われても最初はどうしていいかわからず、言われるがままに力一杯頑張って押し出して出産をした、という感じでした。

なので、陣痛で疲れ切った後での出産ではなかったため、出産時もものすごく痛かったです。会陰は今回も破傷したため縫合。バタバタの出産になってしまったため、浣腸も剃毛もありませんでした。
産婦人科に到着してから30分で分娩を終え、経過を見るために分娩台の上に2時間いるようにと指示されそのようにしていましたが、その2時間の方が長くて笑ってしまいました。

主人はその日のうちに帰宅したため、義母は我が家に泊まらずに帰宅。こんなスピード出産になってしまうとは想像もしていなかったので、忘れられない経験です。

2人目が生まれるのが早いというのは、生まれる時期が早いのではなく、生まれるスピードが早いのだと、身をもって経験しました。

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この記事を書いた著者

セレスマム編集部
オーガニック・ナチュラル派ママのための妊娠・出産・子育て情報ウェブマガジン・セレスマム(ceres mom)の編集チームです。ママと子どもがマイ・ベストオーガニックライフを見つけるための場となれるよう、国内外の情報をもとにオーガニックの定義と基準を明らかにし、特定の健康法や流派に偏らない情報発信を心がけています。

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