セレスマム ceres mom

オーガニック・自然派ママ・プレママのための妊娠・出産・子育て情報ウェブマガジン

パプアニューギニア海産の天然エビ [オーガニック肉部・安心安全な動物性食品]

パプアニューギニア海産の天然エビ [オーガニック肉部・安心安全な動物性食品]
食べ盛りやスポーツをしている子どもの場合や、糖質制限をしている場合、お肉などの動物性食品を食べる必要性があります。一方で、一般的なお肉は、コストを抑えるために抗生物質やホルモン剤投与など様々な問題点を抱えています。オーガニック肉部・安心安全な動物性食品のコーナーでは、飼料や育て方可能な限りにこだわり、安心安全なお肉を作っている生産者さんやショップをご紹介していきます。高品質で安心安全なお肉のギフトを探している方にもおすすめです。

今回は、フェアトレードでパプアニューギニアから輸入したエビを無添加・薬品を一切使わないで加工し販売しているパプアニューギニア海産の天然エビのご紹介と実際に使ってみた感想を、セレスマム主宰者の高橋ともえがレポートします。

この記事の目次

日本のハレの日に欠かせないエビ、今やほぼ輸入&養殖に頼っているってご存知でしたか?

陸で育てられる牛や豚、鶏などについては、海外ではオーガニック認証などがありますが、海のもの(海産物)に関してはそういった認証はありません。しかし、日本は元々、海洋国ですので昔から海産物を食べる文化が残っている地域が多い国です。特に、日本の晴れの日に欠かせない食材が「海老(エビ)」。茹でたり熱を加えると赤くなるエビは、おめでたい席に欠かせない食材として今でも必ず食べられるものです。

ところが、この「エビ」が、実は今やほとんど日本では採られることがなく、ほぼ輸入、しかも養殖に偏っているということはご存知でしたか?詳しくは、こちらのパプアニューギニア海産の書いた天然エビに関する記事に書いてあります。

天然エビに関する正直な実際の話

パプアニューギニア海産は、日本では今や希少な天然エビをパプアニューギニアからフェアトレードで輸入し、「パート社員を縛らない」ユニークな経営の日本の工場加工販売する会社

上記の記事のリンクを読んでいただくと分かりますが、ほぼ99%が養殖・輸入エビという日本のエビマーケットの中で、パプアニューギニア海産は、現地のパートナー企業とタイアップし、可能な限り新鮮な状態の天然エビを急速冷凍した状態で日本へ輸送し、日本国内の工場で加工した天然エビを販売している稀有な企業なのです。

しかも、日本の企業の子会社ではなくあくまでもビジネスパートナーとして尊重し自立してもらうために、パプアニューギニアの現地の生産者を育て、一切の資本参加を行わず、必要な技術指導・経営指導を行うという趣旨で事業の運営に参加し、商品の売買に関しては、彼らの意思を100%尊重してきたそうです。その結果、現在では現地企業が育ってきて自立のフェーズに入ったため、ともにマーケットを創造していきたいと考えているそうですよ。

これは、綺麗事ではなくスゴイことですよね。独占契約という形態を取って現地の会社を依存・支配させることも可能なはずです。また、独占契約を結ばなければ、成長した現地パートナーが別の会社と取引をするという決断(一種の裏切り)をしても何ら法的に縛ることはできません。しかし、パプアニューギニア海産はそういうことを一切しなかったのです。

実は、この「相手を信頼する」という事業運営は、パプアニューギニア海産の日本工場でも踏襲されています。パプアニューギニア海産自体は創業30年の会社なのですが、先代から現在の社長に代替わりした後、試行錯誤を経てパート社員さんに対しては出勤日や出勤時間を固定しないフリースケジュール制という勤務体系を取っており、そのユニークな取組は書籍化されたりテレビ放映されて注目を集めています。

生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方

本には色々なことが書いてありますが、実はパプアニューギニア海産は現在の大阪の地に引っ越してくる前は、仙台にありました。しかし3.11で仙台の工場が津波で流され、福島の原発事故がなかなか収束しなかったので大阪の茨木市に移転したそうです。国の支援は一切なく、二重債務で借金が1億円以上ある状態だったとか。

そんな中、大阪で工場・会社を再建し、現在では社員2名、パート社員10名ほどでコツコツ借金を返しているそうですが、売上は横ばいであるものの、社員・パート社員が定着したため経費がかからなくなり、結果として利益は微増しているそうです。

ちなみに、こちらの↓Youtubeは大阪のTV番組のパプアニューギニア海産のVTRです。こうしたユニークな働き方だけではなくエビの品質がスゴイという話もちゃんと入っていて、パプアニューギニア海産のことが外からの目線で分かりやすくまとめられていますよ。

パプアニューギニア海産の天然エビは、薬品を使わないで加工されている!

さらに、オーガニック・自然派ママにとって嬉しいことに、パプアニューギニア海産では、フェアトレードであるだけではなく、可能な限りオーガニックなやり方にこだわって天然エビを加工しています。

現地でエビを急速冷凍することによって、薬品を使わずにエビの鮮度を保ったまま日本に輸送し、日本の工場では、薬品を使わず、手作業でエビの殻を剥いたり、パン粉につけて加工しています。海産物にはオーガニックの認証はありませんが、その加工の過程を見ると、非常に安心安全なやり方で作られていることがわかります。なお、日本工場の清掃には、シャボン玉石けんの洗剤が使われており、海に対する環境負荷を減らす努力もされています。

詳しくは、こちらの記事にパプアニューギニア海産の加工のステップがまとめられていますので、興味のある方は御覧ください。

パプアニューギニア海産のエビ加工

パプアニューギニア海産の天然エビ、実際に買って食べてみた感想・口コミ・レビュー

さて、このパプアニューギニア海産の天然エビですが、オーガニックスーパーや生協などで購入することができます。なかなか身近にそういうところがないという人は、パプアニューギニア海産のネットショップから直接買うこともできますよ。私は、普段取り寄せしている生協さんであるときたまたま扱いがあったので買ってみました。

パプアニューギニア海産 天然エビ 殻付き200gミックス

私が購入したこの製品は、パプアニューギニア海産さんの人気No.1商品だそうです。迷ったらこれ、らしいです。

子どもと安心して食べられる美味しい天然エビというキャッチフレーズに惹かれました(笑)

さて、こちらのエビですが約15尾入っています。我が家ではオリーブオイルとアーモンドを入れてさっと炒めて、塩だけで味をつけたのですが、子どもがこれをいたく気に入り、お昼に作ったらパクパクと半分くらい食べてしまいました。

その後、日を改めて、ニラとエビとひまわりの種でさっとオリーブオイル炒めを作ってみましたが、コレもとっても美味しかったです。エビのプリプリした肉厚な感じが写真から伝わるでしょうか? ↓

実は私自身は、エビはそれほど好きではなく、甲殻類アレルギーが若干あるので普段はエビやカニは食べないのですが、エビの不味いものや鮮度が落ちているものには超・敏感です。母が浜育ちで小さい頃から魚をたくさん食べて育ったので、鮮度の良いもの・悪いものに対しては多少感度が高いのですよね。

で、普通、冷凍エビとかスーパーに売っているものだと、解凍して戻してもなんだか臭みが消えなくて、片栗粉で揉み洗いしたり、塩水で洗ったりとか色々していましたし、さっと炒めてプリプリのエビを食べる、みたいな食べ方ができるのは鮮度が高いものじゃないとまずできないと思っていました。

しかし、パプアニューギニア海産のエビに関しては、公式サイトで「片栗粉や塩で揉むのは厳禁」と書いてあるほど鮮度に自信があるそうなので、おそるおそるですが解凍してさっと水洗いした状態でそのまま料理しました。

そうしたら、子どもはパクパク食べるわ、エビがそれほど好きではない私でも美味しく食べられてしまうわ、ちょっとびっくりしました。ああ、この会社は書いてあることどおりにちゃんとエビを作ってるんだ!と確信しました。

うちの子は私と違ってエビが大好きでエビフライが好物なのですが、なかなか美味しいエビ、安心して食べさせられるエビがなかったので、今後はパプアニューギニア海産さんのエビフライの冷凍のものを買うことにします。

パプアニューギニア海産の天然エビが買えるネットショップ

パプアニューギニア海産の天然エビですが、公式サイトや楽天、Amazonで購入ができます。楽天とAmazonはベジタブルハートというお店が扱っています。

パプアニューギニア海産 公式ネットショップ
パプアニューギニア海産 天然エビ 楽天
パプアニューギニア海産 天然エビ Amazon

ちなみに、公式ショップではお歳暮等に使えるお得なセットも販売していますので、贈答用ののしも付けてくれますので、新鮮な海産物を誰かに贈りたい!という方にもぴったりですね。

パプアニューギニア海産さんは、今は安定した経営をしていますが、震災で負った負債はまだまだ残っているそうです。ですので、消費者としてパプアニューギニア海産さんの製品を買うことが応援・支援になります。普段使いはもちろん、贈答などでも利用していきたいと個人的には強く感じています。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でセレスマムをフォローしよう!

この記事を書いた著者

セレスマム編集部
オーガニック・ナチュラル派ママのための妊娠・出産・子育て情報ウェブマガジン・セレスマム(ceres mom)の編集チームです。ママと子どもがマイ・ベストオーガニックライフを見つけるための場となれるよう、国内外の情報をもとにオーガニックの定義と基準を明らかにし、特定の健康法や流派に偏らない情報発信を心がけています。

フェイスブックでコメントする

Return Top