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「わたしたちのたねまき」 梨木香歩訳 のら書店 書評・ブックレビュー

「わたしたちのたねまき」 梨木香歩訳 のら書店 書評・ブックレビュー

児童文学作家の梨木香歩さんが訳したアメリカの作家の絵本。種がどのように運ばれ発芽し育っていくか、自然界のつながりやいのちの循環を描いた絵本。植物、動物、天体、自然現象、そして人間のすべてが互いに影響しあっていることが美しく分かりやすく詳細なイラストとともに描かれている。

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★訳者の梨木香歩さんのプロフィール:
1959(昭和34)年生れ。小説に『西の魔女が死んだ』『丹生都比売(におつひめ)』『エンジェル エンジェル エンジェル』『裏庭』『からくりからくさ』『りかさん』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『ピスタチオ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『雪と珊瑚と』『冬虫夏草』『海うそ』『岸辺のヤービ』など、またエッセイに『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『渡りの足跡』『不思議な羅針盤』『エストニア紀行』『鳥と雲と薬草袋』などがある。
(出典:新潮社サイトより

いのちの循環を可愛らしいイラストで自然と学べる絵本、梨木香歩さんのファンにおすすめ!

今回の「わたしたちのたねまき」は、梨木香歩さん訳の絵本で、作家はガルブレイス、イラストレーターはハルパリン。どちらもアメリカの作家さんです。私がこの本を購入したのは、他でもない梨木香歩さんのファンだったから!です。梨木香歩さんがセレクトし訳した絵本だけあって、彼女の世界観に共感する人であれば大人でも買ってもいいのではないかと思う、科学的な観察眼に基づくとても素敵な絵本です。

科学的な観察眼、と書きましたが、こちらの絵本の素晴らしさは、一つ一つの植物や動物、天体や自然風景が、かなり繊細かつ詳細なタッチで描かれていることです。

↑これは、本の表紙の裏側に描かれている種の絵! うっとりするほど繊細で、リアリティに富んでいますよね。りんごや洋ナシ、かぼちゃや豆の種がたくさん。

本文の方はと言うと、全体の風景を引いたアングルで描いた部分と、ズームして細部に迫る部分が共存しています。

こんな感じでと~っても細かく描かれているので、子どもはもちろん大人もすごく新鮮な目で楽しめるんですよね。どことなくノスタルジックなイラストで、全体の色調が淡いので、細かく描かれていても目がチカチカにはなりません。

そして、翻訳も擬音語がたくさん、ユーモラスでリズミカルな訳文で、さすが梨木香歩さんだなあ!と思う読みやすい文章です。うちの子はまだ2歳で、本来この本が対象にしている年齢(小学校3年以上)からははるかに小さいのですが、この美しいイラストに魅せられているのか、「読んで読んで」とせがんできます。




いのちのつながりを種を通して自然に知ることができる環境教育におすすめの素敵な絵本、

オーガニック・自然派のママさんは、環境教育やエコ教育にも関心のある方が多いと思いますが、「わたしたちのたねまき」は、絵本からもいろいろなイメージを持つことができるという好例だと思います。

なんといっても、環境教育やエコ教育の本というと、教育が先立ってしまい絵本や本としてはそれほど面白くない・・・というものもありますが、「わたしたちのたねまき」なら芸術作品として楽しめるというのがポイントです。
 
イラストが詳細に描かれていて、毎回開くたびにいろいろな発見があり、何度読んでも飽きない絵本です。対象年齢は小学校3年以上ということになっていますが、もっと小さい頃からイラストだけにでも触れさせるといいのではないかと思います。

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今回の本は子ども向けのエコ教育・環境教育の本でしたが、大人向けにはレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」がおすすめです!

 

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この記事を書いた著者

高橋ともえ
ceresmomを主宰する管理人・高橋ともえです。学生時代からドイツ語圏と深いかかわりを持ち、やがて仕事でドイツ出張に行くようになってからオーガニックコスメと出会い、オーガニックコスメのサイトなどの情報発信を行う。2014年「四気質の治療学」の翻訳出版。2015年第一子を妊娠出産。JOCA(日本オーガニックコスメ協会)認定オーガニックコスメアドバイザー。私生活では、町中のマンションと、江戸時代から続く近江商人の末裔の婚家の築100年の滋賀県の古民家の二箇所を拠点に、お灸やハーブ、薬草やジビエなど田舎暮らしを楽しむ生活をしている。詳細なプロフィールはこちらから。

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