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妊娠初期もOK!日本のアロマ柚子(ゆず)の精油を活用しよう!

妊娠初期もOK!日本のアロマ柚子(ゆず)の精油を活用しよう!

オーガニックセラピストMikiです。すっかり冬らしくなり街はクリスマスムード、冬の味覚が恋しい季節になってきましたね。今までの私の記事で妊娠初期から使えるアロマを色々とご紹介してきましたが、その中でも、安定期に入るまえの妊婦さんであればまずはオレンジやレモンなどの柑橘系の精油が、安全性が高く使いやすいのでおすすめとお伝えしてきました。

これなら安心!妊娠初期に使える精油とその利用方法

この記事では、柑橘系精油の中でも日本人になじみの深い柚子(ゆず)を取り上げ、妊婦さん向けの使い方について書いていきます。

この記事の目次

日本の冬の香り・柚子(ゆず)は初期の妊婦さんもOKなおすすめ精油

ひとくちに柑橘系といっても最近では定番のレモンやオレンジ以外に日本特産の柑橘類の精油というのもちらほら見かけます。少し珍しいものだとミカンやタンカンの香り…なんていうのも。
柑橘類はもちろん食べても美味しいですが、アロマセラピーとして妊娠中のブルーな時期を助けてくれる強い味方でもあります。

至が近くなると日本人の方ならみんな思い出す柑橘類といえば・・・そう、この記事でご紹介している柚子!

柚子といえば冬至にお風呂に入れたり料理のアクセントに使うのももちろんですが、近年アロマセラピーの世界でもとても愛されている香りです。今回はそんな柚子のアロマの魅力をご紹介していきます。

柚子(ゆず)の香り、心にどう働くの?

冬至に柚子風呂に入ったり柚子を食べたりするのは日本古来の風習で、日本人にとって柚子はとても親しみのある食べ物です。そんな柚子の香りですがアロマセラピーとして捉えるなら、どんなふうに私達の心に働きかけるのでしょう?

柚子精油の香りはシトラスノートに分類され、抽出部位は果皮。原材料は主に日本の高知県や徳島県で生産されているものが多いです。まさに柚子の皮をむいた時のようなフレッシュで日本人にも馴染みのある香りなので、アロマ初心者の方や男性、小さなお子様も抵抗なく使える香り。ママさんが家族と一緒に使うのにもぴったりの精油なんです。

そんな柚子の香りは爽やかでリフレッシュ効果があり、ストレスや考え事のモヤモヤを流してくれるような明るさがあります。東洋的な考え方でも陽性に属するとされ、冬の寒くて鬱々としがちな時期の心を温めてくれるようなアロマです。

ちなみに柚子の香り成分リモネンは体にとっても血行促進や体を温める働きがあります。冬至の時期に柚子を取入れるという昔からの風習は、柚子の香りが冬の心と体を温めてくれるから、というきちんとした根拠があったんですね。

柚子は、マタニティブルーな時にも気分を明るくしてくれる

柚子の精油は気軽に使えて、気分が暗くなったりイライラしたりしがちな時に明るさや聡明さを与えて前向きにしてくれる香りです。気持ちが明るくなるのももちろんですが、実際に柚子の精油を芳香浴で使用して、PMSが軽減したという研究結果もあるようです。女性特有のホルモンバランスによる感情的なアップダウンを落ち着けてくれるなら、まさに妊娠中には持ってこいの精油と言えますね。

柑橘類特有の香り成分リモネン、シトラールにはリラックス効果があるため、柚子精油もレモンやグレープフルーツの精油と同様に妊娠中の不安定な気持ちを楽にしてくれますし、レモン精油に続いて殺菌作用も高いので、風邪の流行る時期にスプレーなどにして持ち歩いたりマスクにつけたりするのも良いでしょう。

お肌も綺麗にしてくれる柚子の嬉しい効果

柚子はもともとビタミンやミネラルが豊富な果実なので、もちろん食べても美肌効果が得られます。ビタミンCはメラニンの生成を抑制してシミを防いでくれますし、柚子の酸味成分であるクエン酸は疲労回復にも良いので風邪を引きたくない冬の妊婦さんにとっては美容と健康のために是非取入れたいですね。

食べて栄養たっぷりなのはもちろんですが、柚子を入れたお風呂に入るとなんだかお肌がつるっとする気がしませんか?

実は柚子の皮に含まれるリモネンは、新陳代謝を活発にし古い角質を落とす働きもあるんだそうです。手作り石けんを作るのが趣味の私は、冬の楽しみとして柚子石けんを作ったりもします。柚子の皮をペースト状にしたものを練り込んで作るこの柚子石けんも、洗い上がりがとてもつるつるでお肌にも気持ちいいんです!

柚子の種に含まれているペクチンも美肌成分のひとつ。柚子風呂に入ると、最後に残った柚子がちょっとヌルっとするような感じになるのを見た事がある方もいると思いますが、このヌルヌルはペクチンによるものです。ペクチンは天然の保湿成分とも言われていて、冬の乾燥肌にも良い成分。

精油は果実から芳香成分のみを抽出したものなのでこのペクチンはあまり残っていないかもしれませんが、冬のお肌のケアも気になる妊婦さんは柚子の果実も是非バスタイムに取入れてみてくださいね。

アロマブレンドも引き立たせてくれる柚子の香り

柚子の精油はアロマブレンドを作る際にも色々な香りと相性が良く、ハーブやウッディ系の香りを爽やかに引き立たせてくれます。

ヒノキやサンダルウッド(白檀)などの日本にも古来からある木の香りと合わせて和風のブレンドを作るのも楽しいですね。やや重めのウッディ系の香りと合わせると、重さを緩和させて全体をソフトにまとめてくれるのでブレンドのお助け役とも言えます。アロマのパフュームやルームスプレーなどでもよく使われるのはそのためでしょう。

妊娠後期には安心して使える精油も増えてきますから、冬の寒い日にはおうちで自分だけのアロマブレンド作りを楽しむなんていうのも、産休中だからこそできる素敵な過ごし方になりそうです。

食べても美味しい、精油で使ってもお風呂に入れても楽しめる柚子。冬ならではの旬の香りを取入れて、寒い冬のマタニティライフも明るく過ごしましょう!

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柚子果実の芳香成分は人によっては皮膚にピリピリとした刺激を感じる場合もあります。妊娠中は普段よりお肌が敏感になっていることもあるので、入浴に取り入れる際は長時間にならないよう様子をみながら試されることをお勧めします。

※妊娠中に使えるおすすめ精油・アロマについてはこちらの記事にも書いています。

知っておけば安心! 積極的に取り入れたい 妊娠・出産・産後の 各ステージ別精油の 安全な利用方法

※妊婦さん向けの夏から秋への季節の変わり目のアロマの活用法についてはこちらに書いています。

デリケートな妊婦さんにアロマで夏から秋への季節の変わり目ケア

※妊娠線対策と産前産後のアロマケアについてはこちらに書いています。

アロマセラピーで産前産後のケア 妊娠線対策&出産時のアロマブレンド

※妊娠中のメンタルケア・心のケアに使えるアロマについてはこちらに書いています。

妊娠中も使える!セラピストがすすめる感情に働きかける精油3選

※産後に使えるアロマオイル・精油の使い方についてはこちらに書いています。

産後におすすめのアロマオイル・精油の使い方!マッサージ・芳香浴・トリートメント

 

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この記事を書いた著者

オーガニックセラピストMiki
2006年からマッサージセラピストとして都内のタレント、著名人が数多く通う某有名スパに勤務。在職中にアロマセラピーの知識を身につけタイでタイ古式マッサージのライセンスも取得。その後独立しスイスやオーストラリアでの海外在住中に現地でもセラピストとして従事。帰国後は都内を中心にフリーセラピストを続けつつ英語で教えるキッズヨガ講師としても活動。マタニティ、キッズのいるママさん向けの出張施術に力を入れていた東京での数年を経て、現在は湘南在住。海の近くで暮らしながら外資系のアロマセラピーブランドにてオーガニックの精油やコスメの販売に携わっている。

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