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硝酸態窒素の多い野菜は危険?小さな子どものいるママが知っておくべきオーガニック野菜の正しい選び方とは?

硝酸態窒素の多い野菜は危険?小さな子どものいるママが知っておくべきオーガニック野菜の正しい選び方とは?

オーガニック・自然派育児をしているママ・プレママの方の間で徐々に定着しつつある「硝酸態窒素」はご存知ですか? 主に有機肥料に含まれており、主に青菜野菜(ほうれん草やブロッコリーなど)に高濃度で残留することがある成分です。この成分は野菜のえぐみの原因になるものなのですが、味覚以外にも実は、小さな子どもや赤ちゃん・ベビーに対しては食べさせない方がいい!ということが言われており、場合によっては死の危険が指摘されているのです。

ヨーロッパでは、子どもの離乳食にブロッコリーや青菜は避けるようにと指導する国が多いのも、この「硝酸態窒素」を避けるためです。また、国が設定した硝酸態窒素の基準値を上回る野菜を出荷禁止にするなど、政府が規制をかけているところもあります。一方日本は、硝酸態窒素に関する規制や法律がないため、どの程度の硝酸態窒素が含有されているのかが分からないまま野菜が販売されています。

この記事では、闇雲に不安を煽るのではなく、小さな子ども(離乳食などを食べさせる時期から3歳くらいまで)のいるママに向けて、硝酸態窒素の正しいリスクと基準値や日本政府の動向、さらに自分で取れるおすすめの対策についてお伝えしていきます。

硝酸態窒素って何? 野菜にどうして含まれるの?

冒頭にも記載しましたが、硝酸態窒素は、実は有機肥料を使った青菜野菜に蓄積しやすい成分です。特に、肥料過多の野菜に多く含まれると言われています。

賛否両論がありますが、硝酸態窒素は、体内でアミノ酸と結合し、発がん性物質に変わると言われています。また、子ども、特に乳幼児に食べさせる場合には生命にかかわる危険性があると言われています。

硝酸態窒素を含んだ野菜を食べた赤ちゃんの死亡事故・ブルーベイビー症候群

実は、ヨーロッパ(EU)で硝酸態窒素の害が知られるようになったのは、ブロッコリーやほうれん草などの青菜野菜を離乳食で食べた赤ちゃんが、チアノーゼ症状を起こして真っ青になり死亡する事故が相次いだことでした。

硝酸態窒素を含有する野菜を食べると、赤ちゃんの場合は大人とちがって胃酸が弱いため、結果として血中にメトヘモグロビンが増えてしまい、死に至ってしまったのでした。

硝酸態窒素が含まれやすい野菜の種類とは?

硝酸態窒素は、以下の野菜に含まれやすいと言われています。

  • ブロッコリーの茎
  • ほうれん草
  • 小松菜
  • チンゲンサイ
  • ニラ
  • 水菜

また、以下の野菜は硝酸態窒素が少ないと言われています。

  • キャベツ
  • レタス
  • きゅうり
  • アスパラガス
  • ブロッコリーの茎以外の部分

硝酸態窒素の多い野菜の特徴とは?

実はこの硝酸態窒素の害が指摘されている野菜は、その多くがオーガニック野菜であると言われています。また、井戸水などを使用して栽培された青菜野菜にも蓄積されやすいことが分かっています。

硝酸態窒素の多い野菜は、実はある程度見分けることができます。硝酸態窒素が多く含まれている野菜は、青々として色が濃くなります。そのためオーガニック野菜で青菜を選ぶ場合は、なるべく色が薄いものを選ぶことがおすすめだと言われています。




硝酸態窒素の基準値は?

現状の日本では、青菜野菜に対する明確な硝酸態窒素の基準や規制はありません。そのため、これ以上の値は危険だというような基準値もありません。

参考までに、農林水産省が各野菜ごとの硝酸態窒素のデータを日本・イギリス・EUのデータと比較した表を発表しています。


出典:農林水産省

※表中表記は硝酸塩の情報ですが、硝酸塩をその窒素量で表したものが硝酸態窒素または硝酸性窒素です。

なお、平成26年度(2013年)から水道の水質検査に亜硝酸態窒素の項目が加わるなど、日本政府も基準を設ける方向で動いていますので、今後青菜野菜に対しての出荷規制が行われる可能性もあります。

硝酸態窒素、小さな子どものいるママはどうしたらいいの?

日本では規制や基準がない状況ですので、小さな子どものいるママは、自ら選択する力を付ける必要があります。

たとえば、乳児のいるご家庭であれば、離乳食にはブロッコリーやほうれん草を避けたり、どうしても食べさせたい場合には、硝酸態窒素の表示のあるオーガニックスーパーで購入した野菜を料理することがおすすめです。ただし、あまりに神経質になりすぎると心が折れてしまうと思いますので、ほどほどがおすすめです。

健康に良いと言われている食品でも、乳児には食べさせられない食品は結構あります(はちみつ、黒糖など)。離乳食時期を過ぎて子どもが大きくなったらほうれん草を食べさせることはできますので、神経質になりすぎず、離乳食時期だけは青菜野菜を控えめにするなど気をつけて乗り切ることがおすすめです。

なお、農林水産業が日本のベビーフードや冷凍食品を対象に2013年に硝酸態窒素の調査をしたレポートがありますが、メジャーなベビーフード類には硝酸態窒素は害になりうると言われている基準値以下しか含まれていなかったようです。

高橋ともえ
硝酸態窒素は危険とか、日本では規制されていないから危険だとか、様々な言説が飛び交っていますが、実際には日本の農林水産省や厚生労働省では調査をしています。その結果、とりあえず現状では問題なしという結論になっているようです。ただし、野菜は個体差が大きいので、心配な方は青菜野菜は避けてベビーの離乳食を作るようにしましょう。

※美味しくて安全なオーガニック野菜の選び方については、ミャンマーでオーガニック農業を行っているhanaさんが説明してくれています。

※都内のオーガニック系スーパーで硝酸態窒素の測定と表示を行っている数少ないスーパーが、福島屋です。福島屋の六本木一丁目駅店のお出かけレポートがこちら。

※硝酸態窒素の基準値が設けられているEU基準のオーガニックベビーフードならElla’s Kitchenがおすすめ!iHerbで気軽に変える便利なオーガニックベビーフードをこちらでご紹介しています。

 

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この記事を書いた著者

セレスマム編集部
オーガニック・ナチュラル派ママのための妊娠・出産・子育て情報ウェブマガジン・セレスマム(ceres mom)の編集チームです。ママと子どもがマイ・ベストオーガニックライフを見つけるための場となれるよう、国内外の情報をもとにオーガニックの定義と基準を明らかにし、特定の健康法や流派に偏らない情報発信を心がけています。

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