
アスリートや筋トレをしている人の間では既に定番アイテムになりつつあるプロテイン。いわゆるタンパク質のことですが、プロテインとカタカナ語で表現した場合は、トップアスリートになればなるほどオーガニック品質のプロテインを愛飲していることが知られています。この記事では、子どもやプレママでも安心して飲めるオーガニックプロテインの種類と選び方について詳しく解説します。プロテインを選ぶ上で知っておきたいプロテインの吸収率やプロテインの原材料の食品やおすすめブランド、アレルギーの出にくいプロテイン、飲みやすいチョコやベリーなどのフレーバー付きのものなどについて書いています。
この記事の目次
自分に合うプロテインを選ぶためにオーガニック好きのママが知っておきたいことは?
プロテインは様々な種類のものが出回っていますが、ベストなプロテインを選ぶ上で知っておきたいポイントは以下の5つです。これらは、価格やフレーバー、量などに惑わされず、本当に質がよくリーズナブルなプロテインを選ぶうえでチェックすべきポイントです。
- プロテインの種類(動物性?植物性?混合?)
- プロテインの原材料
- プロテインの吸収時間と吸収率
- アレルギーの起きやすさ
- プロテインの過剰摂取による弊害・リスク
プロテインを選ぶ上で知っておきたいプロテインの種類
プロテインの種類は、大きく分けて3つになります。動物性プロテイン、植物性プロテイン、混合プロテインです。プロテインにはそれぞれ一長一短があります。ビーガンやベジタリアンの方は植物性プロテインがおすすめですし、吸収性や各プロテインごとのメリット・デメリットを上手に組み合わせるなら混合プロテインがおすすめです。また、単体のプロテインであれば価格面でコスパが良いと言われています。
- 動物性プロテイン
- 植物性プロテイン
- 混合プロテイン
動物性プロテイン
動物性プロテインの代表は、ホエイやカゼインのプロテインです。ホエイもカゼインも牛乳由来のものです。そのため、乳糖不耐症や牛乳アレルギーの方は摂取できません。メリットは比較的安価であること、体内への吸収がスムーズだということです。
植物性プロテイン
植物性プロテインとしては、大豆プロテイン(ソイプロテイン)、えんどう豆プロテイン(ピープロテイン)、玄米プロテイン(ブラウンライスプロテイン)、ヘンププロテインなどが知られています。ビーガン・ベジタリアンの方はもちろん、乳糖不耐症や牛乳アレルギーなどの方におすすめです。ただし、植物性プロテインはおしなべて体内への吸収が若干遅い傾向にあるので、筋トレなどのあとに効果的に摂取したいと思っている場合はよく考慮しなければなりません。
混合プロテイン
混合プロテインは、各プロテインの長所と短所を上手に組み合わせて2種類以上のプロテインを混ぜた製品です。動物性プロテインの混合、動物性と植物性プロテインの混合、植物性プロテインの混合の3パターンが考えられます。混合プロテインは、アレルギー反応が特にない方や、効果的にプロテインを摂取したい方にはおすすめです。
プロテインを選ぶ上で知っておきたいプロテインの摂取量
プロテインは、体重1kgに対して1gの摂取量が目安と言われています。たとえば、53kgの方であれば53gがプロテインの摂取量だと言われています。アスリートや筋トレ中は、これよりも多めの量がおすすめだと言われています。運動をしている場合は、体重x2倍の数字のg数を目安にするといいでしょう。
また、子供の場合は成長期なので大人とは違う目安になります。こちらに、厚生労働省がまとめた子ども(17歳以下)向けの年齢別・性別の1日のタンパク質摂取目安の表を掲載します。
出典:厚生労働省
ここで注意しなければならないことがあります。それは、後述の吸収時間と吸収率と関連してくるので、この摂取量がイコールプロテインの摂取量ではないということです。プロテインによっては吸収率が低いものもありますので、必ず吸収時間吸収率などをチェックして選ぶようにしましょう。
プロテインを選ぶ上で知っておきたいプロテインの吸収時間と吸収率
上記しましたが、単純にg数だけで選ぶのではなく、吸収時間と吸収率をチェックしましょう。同じg数でも吸収時間が違ったり吸収率が低いものは量を調整する必要があります。
プロテイン別吸収時間
一般に、食材別のプロテイン(タンパク質)の吸収時間は高い方から低い方にかけて以下のようになっています。吸収時間に関しては、ホエイ以外はだいたい3~4時間程度かかります。
- ホエイ 2~3時間
- カゼイン 3~4時間
- ソイ 3~4時間
- ピー(えんどう豆) 3~4時間
- 玄米 4~5時間
- ヘンプ 4~5時間
プロテイン別吸収率
食材別のプロテイン(タンパク質)の吸収率は高い方から低い方にかけて以下のようになっています。一般に、動物性プロテインの方が吸収率が高く、植物性プロテインは低い傾向にあります。
ホエイ・カゼイン ⇒ えんどう豆 ⇒ ヘンプ ⇒ 玄米 ⇒ 大豆
アレルギー反応が出にくいプロテインの原材料
プロテインの原材料の中で、アレルギー反応が出にくいものは、ピープロテイン、玄米プロテイン、ヘンププロテインだと言われています。特に、日本人の場合、玄米プロテインに関してはほとんどアレルギー反応は出ないと言われています。
プロテインの過剰摂取による弊害・リスクは?
プロテインは過剰摂取による弊害やリスクがあると言われていますが、現実には吸収率もありますので、過剰摂取につながるケースはほとんどありません。特に子供に飲ませた場合、身長が伸びなくなる等の都市伝説がありますが、適量を守っている限りはまったく問題ないと考えて大丈夫です。
プロテイン摂取にあたってはむしろ、食物繊維が豊富なプロテインを飲むと飲んだ後にお腹が緩くなることがあり、そちらの方が気をつけるべきポイントとなります。食物繊維が豊富なプロテインは、ヘンププロテインです。
オーガニックプロテインのおすすめの種類
オーガニックプロテインはそれぞれ一長一短があります。子ども・女性・アスリートや筋トレ中の人の3種類に分けて、おすすめのプロテインをリストアップしてみました。
子どもにおすすめのオーガニックプロテイン
子どもにおすすめのプロテインは、ピープロテイン、玄米プロテイン、ヘンププロテインです。子どもがプロテインを摂る場合は、あくまで栄養補助として普段の食事で足りていないものを補う意識で取り入れましょう。
日本で育っている子どもの場合、牛乳を学校で飲んでいたり、大豆製品を家で食べることも多いので、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインは避けるのが好ましいでしょう。
また、いわゆる粉のプロテインを子どもが嫌がる場合は、エナジーバーなどのおやつのような形でプロテインを補ってもよいでしょう。
女性におすすめのオーガニックプロテイン
女性におすすめのプロテインは、アレルギーがない場合はソイプロテイン、ピープロテイン、ヘンププロテイン、玄米プロテインです。
ソイプロテインは、吸収が遅くお腹にたまるためダイエット効果が高いと言われており、女性に根強い人気です。ただし、若干ガスがたまりやすいのが難点です。
ピープロテインは、お腹にガスがたまりにくく、近年女性アスリートの間で人気が出ています。アミノ酸の中でも必須アミノ酸であり筋肉をつくるロイシンが豊富に配合されているのが特徴ですが、若干他のアミノ酸量が少ないため他種類のプロテインと混ぜて飲むのがおすすめです。
ヘンププロテインは、オメガ3とオメガ6の両方を含み、さらに必須アミノ酸をすべて含んでいます。しかし、アミノ酸量としては少なめで、食物繊維も多いのでこれ単体よりは配合がおすすめです。
玄米プロテインは、お腹持ちがよく間食に取り入れるのに適したプロテインですが、アミノ酸量は少なめなのでプロテインをしっかり摂るという目的の場合は別のプロテインと混ぜるのがおすすめです。
アスリート・筋トレ中の方におすすめのオーガニックプロテイン
アスリートや筋トレ中の人には、なるべく吸収時間が速く吸収率が高いプロテインがおすすめです。
牛乳アレルギーの無い方の場合は、ホエイプロテインかカゼインプロテイン、もしくはホエイ/カゼイン混合型プロテインがおすすめです。これらのプロテインは筋肉増強に適しています。
動物性のものを摂りたくない方や筋肉増強にそれほどウェイトをおいていない場合は、玄米プロテイン、ピープロテイン、ヘンププロテインの混合がおすすめです。なお、筋肉増強よりもダイエット目的の場合は大豆プロテインもおすすめです。
オーガニックプロテインおすすめブランドまとめ
以上の情報に基づいて、当サイトでおすすめするオーガニックプロテインをリストアップします。
オーガニックホエイプロテイン
Choice グラスフェッド オーガニックホエイプロテイン
Choiceは、オーガニック大国オーストラリア人の社長が、日本人向けに日本国内のGMP認定工場で生産したオーガニックメインのサプリメントメーカー。ニュージーランドのグラスフェッドホエイプロテインは、起床な国産のオーガニックホエイプロテイン。フレーバーもココアなどの他抹茶など日本人の好みに合う製品が揃っている。人工甘味料等一切不使用、ステビアが甘味料。
Choice グラスフェッド オーガニックホエイプロテイン 公式サイト
Choice オーガニックホエイプロテイン 楽天
Choice グラスフェッド オーガニックホエイプロテイン Amazon
Choice グラスフェッド オーガニックホエイプロテイン Yahoo
Now Foods スポーツ オーガニックホエイプロテイン[iHerb]
Now Foodsのプロテインは人気製品ですが、こちらはアスリートなどのスポーツ選手向けのタイプで、100%オーガニックのホエイプロテインです。筋トレをしている方や、手術後・産後の体力回復にもおすすめです。若干大豆レシチンが配合されています。
Now Foods スポーツ オーガニックホエイプロテイン[iHerb]
Orgain オーガニックホエイプロテイン[iHerb]
Orgainは、ガンから生還した医師が作ったオーガニック認証(USDA)のプロテインドリンクのブランド。様々なフレーバーの製品を販売している。グラスフェッドのミルクの他、配合されているフルーツなどもすべてオーガニック。
オーガニックソイプロテイン
Now Foods オーガニックソイプロテイン(大豆プロテイン)[iHerb]
Now FoodsのUSDAオーガニック品質のソイプロテイン。もともとサプリメント用ではなく、肉の代替品として開発されたものになります。
オーガニックピープロテイン(えんどう豆プロテイン)
Nature’s Plus オーガニックピープロテイン[iHerb]
Nature’s PlusのUSDA認証・非GMOのピープロテインは、iHerbでも人気のピープロテインです。
Nature’s Plus, 有機エンドウ豆プロテインパウダー、500g Nature’s Plus, 有機エンドウ豆プロテインパウダー、500g
Jarrow Formulas オーガニックピープロテイン[iHerb]
Jarrow FormulasのピープロテインもオーガニックでノンGMO品質。
Jarrow Formulas, 認定オーガニックエンドウ豆プロテイン、16オンス (454 g)
Paradise Herbs オーガニックピープロテイン[iHerb]
Paradise Herbsのオーガニックピープロテインは認証は取得していませんがオーガニックのピープロテインです。
オーガニック玄米プロテイン(ブラウンライスプロテイン)
NutriBiotic オーガニックブラウンライスプロテイン[iHerb]
NutriBioticは、科学的な根拠に基づくオーガニックプロテインを製造販売するブランド。オーガニックブラウンライスプロテインは、ロータイプのものがおすすめ。
NutriBiotic オーガニックブラウンライスプロテイン
Growing Naturals オーガニックブラウンライスプロテイン[iHerb]
Growing Naturalsのオーガニックライスプロテインは、ロープロテイン専門のブランド。こちらのライスプロテインはオーガニック品質でフレーバーもバニラや無香料とバリエーションがあります。
Growing Naturals オーガニックブラウンライスプロテイン
Sunfood オーガニックブラウンライスプロテイン[iHerb]
日本でも知名度の高いアメリカのオーガニック系食品会社Sunfoodのオーガニックブラウンライスプロテインは、有機発芽玄米から作られておりナチュラル以外にチョコレートフレーバーもあります。
オーガニックヘンププロテイン
Hemp Foods オーガニックヘンププロテイン
Hemp FoodsのオーガニックヘンププロテインはオーストラリアのACO認証取得プロテイン。食物繊維が多く風味があり、日本食含め料理にも使いやすいです。
ニューサイエンス ナチュラルヘンププロテイン
ニューサイエンスのナチュラルヘンププロテインは、カナダ産のオーガニック(無農薬)ヘンプを使ったプロテインです。
ニューサイエンス ナチュラルヘンププロテイン 公式サイト
ニューサイエンス ナチュラルヘンププロテイン 楽天
ニューサイエンス ナチュラルヘンププロテイン Amazon
オーガニックプロテイン(ミックス・ブレンド・混合タイプ)
Amazing Grass スーパーフードオーガニックプロテイン[iHerb]
Amazing Grassのスーパーフード入りオーガニックプロテインは、アメリカのWhole Foods Marketでも人気のオーガニックプロテインです。
Amazing Grass スーパーフードオーガニックプロテイン
Ground Based Nutritions スーパーフード入り植物性オーガニックプロテイン[iHerb]
Ground Based Nutritions のスーパーフード入り植物性オーガニックプロテインは、iHerbでも人気のフレーバーが揃うオーガニックの植物性プロテインです。
Ground Based Nutritions スーパーフード入り植物性オーガニックプロテイン
MusclePharm Natural オーガニック植物性プロテイン[iHerb]
MusclePharm Naturalのプロテインは、筋トレ中の方やアスリート向けにUSDA認証のオーガニックかつビーガン(植物性)のプロテインを提供している。バニラ味やチョコレート味でフレーバーが楽しめる。大豆不使用。
MusclePharm Natural オーガニック植物性プロテイン
Orgain 植物性オーガニックプロテイン[iHerb]
Orgainはオーガニックプロテインドリンクの専門ブランド。各種植物性プロテインを配合したオーガニックプロテインを販売している。チョコレート味などフレーバーも豊富。大豆不使用。発芽玄米・チアシード・ヘンプなどを配合。
Orgain 植物性オーガニックプロテイン
【送料無料】オーガニック プロテイン 1242gクリーミーチョコファッジ味植物ベースで作られた有機プロテインUSDA認証ドクター開発プロテインシェイクグルテンフリー、デイリーフリー、非遺伝子組み換え チア入り
まとめ:オーガニックプロテイン、単体プロテインは料理に使えるものがおすすめ、ブレンドタイプは間食時の栄養補給に使えるフレーバー付きのものがおすすめ
いかがでしたか? 最近では、日本を拠点とする会社でも様々なフレーバーのオーガニックプロテインを販売するようになり、気軽にオーガニックプロテインを手にすることができるようになりました。単体プロテインは料理に使えるもの(例:ヘンププロテイン)、ブレンドタイプはドリンクなどにして間食に飲んだりできる美味しいフレーバーのものがおすすめです。
※2018年アメリカのWhole Foods Marketで売れ筋オーガニックプロテインを当サイトのライターのはるかぜさんが調査してきました! 今アメリカで人気のプロテインは?プロテイン選びの参考にしてみてください。
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