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26歳でパラグアイで出産、ホメオパシーやハーブで産後ケア[ナチュラルなお産 私の体験談]

26歳でパラグアイで出産、ホメオパシーやハーブで産後ケア[ナチュラルなお産 私の体験談]
セレスマムでは、「ナチュラルなお産 私の体験談」コーナーで、セレスマムのライターさんをはじめ、様々な方の通常の病院での出産以外の出産体験をご紹介しています。メインは、自宅出産や水中出産、助産院での医療介入のない出産体験談や、両方の出産を体験した方の体験談になります。
ただし、出産はどの出産であっても尊い奇跡であり、いわゆるナチュラルなお産をすることとオーガニックはイコールではありません(オーガニックについてはオーガニックの定義オーガニックの基準をお読みください)。
帝王切開やいわゆる普通の病院での分娩もまた神聖で貴重な経験であるとセレスマムでは考えており、お産に対しては一切の良否の判断を行いません。体験談の文章中の見解は、あくまでライターさんの個人の体験に基づく見解であることをご了承ください。
marialightさん プロフィール
大学で獣医学科を専攻するも西洋医療に触れて幻滅し中退、その後絵を描きながらアロマオイル、ホメオパシー、薬草、マッサージ、ヨガ、ダンス、エネルギーワークなどの勉強をする。旦那と29歳差の結婚をし、自然や動物たちとともに共存した自給自足の生活がしたくてパラグアイへ移住。26歳で長女を、30歳で長男をパラグアイで出産する。旦那が化学肥料も農薬も使わない自然栽培の野菜を独自にあみだしたノウハウで育てて、私と娘が販売しています。旅行者にドミトリー式のお宿と我が家の無農薬栽培のお野菜を使ったお食事を提供。鶉、放し飼いの鶏、犬、猫たちと共に自然の中、すくすくと子供たちが育っています。現在、パラグアイでの自然農家としてのオーガニックライフをライターとしてレポートしています。
[26歳で第一子を出産]
★今回は出産自体は帝王切開ですがパラグアイでホメオパシーやハーブを使って産後ケアをしたmarialightさんの体験談を掲載します。

妊娠に気づき、日本ではなくパラグアイで出産することを決意するまで

私は毎朝基礎体温をまめに測ってグラフにしていたのですが、「最近は体温が上がったまま下がらずどうしたのだろう?」程度にしか思っていませんでした。そして生理もこなかったので妊娠の可能性が高まり、近所の産婦人科へ受診してみることに。

その際何軒か電話で「妊娠しているかどうか知りたいのですが料金は?」と聞いたらどこも1万円~3万円程だったことを記憶しております。「高いなぁ」と思いつつも近所の産婦人科へ行って検査を受けると、やはり妊娠していました。

子供が大きくなった時にどのような状況だったのかのちのち知ることが出来たら、さらに孫が産まれる時の参考になるだろうと思い、妊娠が分かってから毎日ノートに日記をつけることにしました。

今日はこんな出来事があって、こんなものを食べた、おばあちゃんから産まれてくる孫へこんなものを用意してくれた、定期健診へ行った話などなど、、、産まれる前も産まれた後もずっと書き続けています。のちのち宝物になるでしょう。

エコーを何回か受診しましたが恥ずかしがり屋なのかお顔を手で覆ったり、反対方向を向いたりしてなかなか顔の写真を撮らせてくれませんでした。つわりは3ヶ月ごろに疲れたら少しめまいがする程度で、順調に子供が育っていきました。

初めてのお産を日本でするか、これから移住する予定のパラグアイでするか悩んでいました。当時移住資金を貯めるために東京に住んでいたのですが近所の出産できる病院を片っ端から電話し、出産費用をたずねました。返ってきた答えは安くても55万から。でもそこは遠いところでした。

東京だからなのか近所で100万のところもあり、出産手当をもらっても大赤字になってしまいます。昔は一人子供を産んだら儲かるようになっていたのだけれど、いつからか赤字になるように設定されています。これでは日本の若者は金銭的に安心して出産することが出来ません。

かといってある程度資金がたまった40前後になってくると高齢出産になってしまう為、妊娠しづらくなってきてしまいます。つまり、出産できにくい仕組みになっているというわけです。それに、医療介入が多く自然なお産ができない可能性があるのと、日本の今後の行く末が危ぶまれると思い、思い切って妊娠7ヶ月目でパラグアイへ移住しました。

パラグアイでの出産、まさかの帝王切開へ

現地で病院を探し出産しました。出産予定日が近づきなんとなく子宮が収縮する感じがして病院へ行くと子宮口が1cmしか開いておらず特に問題はありませんでしたが、即入院と言われ点滴をされ、子宮口が開ききるのを待ってくれずすぐに促進剤を打たれ、お腹が痛いだけで全然子宮口が開かず、すぐに帝王切開となってしまいました。

医者は赤ちゃんが出てくるまで待ってくれる忍耐力がなく、ベッドを早く次の人にあけたいがためにお産を人工的にすすめるのが今のお産スタイルなのですね。

パラグアイや他の南米の国々は「なんで痛い思いをして産むの?」というお国柄らしく、逆に医療施設が整っている病院ではすぐに帝王切開になってしまうことを身に染みて分かりました。一人目が帝王切開だったので2017年末に産まれた二人目も帝王切開となりましたが、驚いたことに2回目はは産後の回復が早かったのです。

第2子のときに産後の回復が早かった理由は、ホメオパシー!

※愛用のホメオパシーです。これは日本製ですが、お隣の国ブラジルやヨーロッパなどでは普通に薬局で購入出来るようです。

まず、第1子第2子出産のときはどちらも妊娠中にヨガやストレッチは欠かさなかったのですが、第二子目では産前産後のホメオパシーのケアをしました。

ホメオパシーは受講し勉強されて資格をとるのもいいのですが、とらなくても誰でも独学で勉強してどんどん使っていけるようになっています。

私はレメディと呼ばれる情報の入った砂糖玉がお産に関して必要なものだけ揃っている36バースキット(ホメオパシージャパンにて購入できます)というものと、「ホメオパシー的妊娠と出産」という本を参考に産前から摂取しました。

そのお陰で産前は何もトラブルなく元気に過ごすことができ、産後は傷の治りが早く、傷口の痛みが無くなるのも第1子の時より断然早かったのです。

産前はお腹の赤ちゃんに負担のかからないポーズのヨガやストレッチをして、ホメオパシーで血液をきれいにして、パラグアイでの薬草をお茶として煮出して飲んでいました。

パラグアイの薬局で手に入る妊婦さんやママにおすすめの薬草

このパラグアイの薬草というのは、薬局に沢山の乾燥した薬草たちがずらっと並んでいて地元の方から妊娠中に飲んだほうがいい薬草を選んでいただきました。妊婦に必要な栄養素がつまっていると言われているALFALFA(アルファルファ)、これは日本にもあるようです。次に地元ではCURATUと呼ばれるコリアンダーの種、これも日本にありますね。それとCATUABAと呼ばれる乾燥葉でした。

これが妊娠中にお茶として飲んだほうがいいと勧めてくださった薬草です。左からALFALFA、CURATU、CATUABAです。

これが妊娠中にお茶として飲んだほうがいいと勧めてくださった薬草です。左からALFALFA、CURATU、CATUABAです。

パラグアイで食べていたお乳の出がよくなる食べ物 押し麦、パパイヤ、ピーナッツ

また、ママとして一番心配な「お乳の出が良くなるものって何かありませんか?」と尋ねたところ薬局でお勧めされたのは、ここでは妊娠中から押し麦を食べることだそうです。私は早速ご飯に混ぜて一緒に焚いて食べ続けていました。

お乳の出が良くなるものは他にも、沖縄ではパパイヤを良く食べることだそうで、産後に青パパイヤを細かくしりしりして炒めて食べました。

それでも、第2子は男の子でしたのでお乳がどうも足りず、粉ミルクを与えても「美味しくない!」と嫌がりどうしたものか、、、と悩んでいて、これもパラグアイの方に聞いたら「ピーナッツと牛乳をミキサーにかけて飲むとぴゅーっと出るようになるよ!」とのこと。早速ピーナッツを買ってきて近所の朝絞りたての生牛乳を購入し、飲んでみました。その日の晩から、赤ちゃんがごくごく飲みだしよく寝てくれるようになってきました。

鳥が種を落としていってくれるので、パパイヤはどこにでも生えています。青パパイヤは細かくしりしりして炒め物やスープの具に。また、薄くスライスして塩漬けにして漬物としても。パパイヤにも種類があって丸いパパイヤは野菜として食べるもの、細長いパパイヤは甘みが強く黄色くなってから果物として食べると美味しいです。いつも鳥が食べるか人間が食べるか競争してます。

産後はアルコール、タンニンとカフェインを避ける! パラグアイのジェルバで水分補給

産後の過ごし方で気をつけなければならないことは沢山あります。妊娠中もそうですが授乳中も当然アルコール類は控え、カフェインの入っているコーヒーや緑茶も控えます。そのかわり上質な水やびわの葉を乾燥させてお茶としてよく飲んでいました。ノンカフェインですし、美味しいです。

パラグアイではジェルバと呼ばれる葉っぱを暑い日には冷たい水で、寒い日にはお湯をさして飲むのですが、産後に寒い朝の時があり体を温めたくてお湯をさして飲みました。するとその日の夕方、わが子は大泣きして大興奮、眠れなくなってしまいました。まさか!と思いジェルバの葉の成分を調べたらタンニンとカフェインが入っていました。授乳を通してわが子に伝わってしまったのですね。それ以降一切飲んでいません。

ミントなどのハーブと混ぜてあるものと、何も入ってないものが売られています。

この入れ物にジェルバの葉を入れて、ボンビーリャという先がフィルター状になっているストローで濾しながら飲みます。暑い日には氷水にその時の体調に合わせて生の薬草を叩いて潰したものを入れ、ジェルバにさしながら飲むと体が一気に冷えます。寒い日には薬草を煮出したお湯をジェルバにさしながら飲むと体がぽかぽかになります。

産前産後に避けること パーマや毛染め、PCやテレビ

現代の生活でやりがちなのは、パーマや髪の毛を染める行為。ですがこれは産前産後控えたほうがよいです。髪から入った人工物質はそのままダイレクトに子宮に溜まってゆくそうです。旦那のお母様がよくおっしゃっていたこと、産後一ヶ月間は髪は絶対に梳いてはなりません。頭皮に刺激を与えてしまうと、40代50代になったときに更年期障害が酷くなり老けるのが早くなる傾向にあるようです。産後最低でも一週間は頭皮に刺激がきてしまうので頭も洗わないことが大切だそうです。

また、産後一ヶ月間は太陽の日差し、電気、パソコンやテレビの光が目に刺さり少し見ただけでも頭痛が酷かったのを覚えています。やはり見すぎないようにするか控えたほういいのと、これもやり過ぎるとのちのち体に負担になっていきます。

産後に食べると良いもの おにぎりと味噌汁

産後一週間はおにぎりとお味噌汁のみが理想的。体の回復を早めます。脂っこいもの白砂糖のものなどあれこれ色々なものを食べ過ぎると、体の回復のためのエネルギーが余分な栄養などの処理に追われて産後の回復を遅らせてしまいます。帝王切開の方はさらに小麦粉は控えましょう。小麦粉は傷の治りを遅くします。

そして気になるのが加工食品なら何にでも入っている食品添加物。妊娠中の胎児の形成や母乳を通して赤ちゃんに全く影響はないとは言い切れません。どうしても外食しなければならない時など、人が作ったものはどういうものか訳がわかりませんので、必ず食品にホウセンカスプレーしてから食べるようにしています。

このホウセンカスプレーは我が家で販売しているもので、すべてのものを無害化してくれます。食品添加物や農薬のついた野菜に食べる前にスプレーすると無毒化し、蜂や毒蜘蛛に刺されたらすぐスプレーすると腫れません。デング熱を保有する蚊に刺されてもすぐにスプレーしていれば、病気にかかりません。

毒消しなので使い方はいろいろです。

妊娠中の予防接種について

ここでは妊娠7ヶ月目に胎児の為の肺を強くする予防接種を受けなさいと言われました。これは現代日本でも妊娠中に予防接種をと言われるようですが、妊娠中は特に体の中に何か人工物を入れてはなりません。ましてや胎児が育ってゆく大切な課程の中で人工物が侵入してきたら何も影響がないと言い切ることはできません。日本では昔から妊娠中は絶対に妊婦の体に人工物を入れてはならないことと言われてきたはずです。私はパスしました。また、パラグアイでは出産後翌日に胎児に三種混合を打たされます。胎児には母乳を通してまだまだ自力の免疫がついているはずなのに、打つとはおかしな話です。

日本でもここパラグアイでも、自らがきちんと勉強してやりたくない場合などははっきりと「NO」を言えるようにしておかないと、理想的なお産は難しい世の中だと痛感いたしました。命の危険がある場合は医療の介入は仕方ありませんが、通常のお産は動物だって誰の助けも借りなくてもお母さんがちゃんと産めるような体になっているはずです。

まとめ 帝王切開でもホメオパシーやハーブでケアすれば産後の体の回復はぐんとよくなる

以上、私のお産は理想的な自然なお産からはかけ離れてしまっていますが、その後のケアを可能な限りナチュラルなものにし、特にホメオパシーを使うことで、産後の体の回復が格段によくなりました。何か参考になれば幸いです。

※その他のオーガニック・ナチュラル派ママの出産体験談はこちらから読めます。

 

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この記事を書いた著者

セレスマム編集部
オーガニック・ナチュラル派ママのための妊娠・出産・子育て情報ウェブマガジン・セレスマム(ceres mom)の編集チームです。ママと子どもがマイ・ベストオーガニックライフを見つけるための場となれるよう、国内外の情報をもとにオーガニックの定義と基準を明らかにし、特定の健康法や流派に偏らない情報発信を心がけています。

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