
暖冬と言われた今年の冬ですが、さすがに2月ともなると乾燥がひどく風邪やインフルエンザが流行るようになってきましたね。妊婦さん向けのアロマを使った風邪対策は以前の記事でも紹介しましたが、最近アロマ業界で比較的新しいマヌカという精油が話題になっています。ティートゥリーの20倍の抗菌力とも言われるこのマヌカ精油についてご紹介します!
この記事の目次
※以前ご紹介した妊婦さん向けのアロマを使った風邪対策はこちらの記事です。
マヌカはニュージーランドの万能薬的な植物
マヌカといえばマヌカハニーなら知っているという方も多いでしょう。マヌカはニュージーランドのみに自生している低木でマヌカハニーとはその木から採れる蜂蜜のことです。
※マヌカハニーの選び方についてはこちらを参考にしてください。
一方精油のほうはマヌカの葉や茎から水蒸気蒸留されます。その効能はティートゥリーにとても似ていて、同じように抗菌・抗真菌効果に優れていることからニュージーランドティートゥリーと呼ばれたりもします。しかしバクテリアに対する働きはティートゥリーの20~30倍とも言われていることから、風邪の流行る時期に重宝する精油として近年日本でも少しづつ認知度が高まっています。
ニュージーランドでは古くから家庭の万能薬とされてきた植物のマヌカは、抗菌以外にも呼吸器系に働きかけ喉の痛みや咳などのトラブルにも良いとされていたり、肌荒れなどの肌トラブルにも使えるようです。
これはラベンダーやティートゥリーと同じようにマヌカの精油も皮膚刺激が少なく、皮膚に塗布しても比較的安全とされるのもあってのこと。ニュージーランドの民間療法では虫さされや湿疹など痒みの気になるところのケアにも使われています。
肌に付ける場合は原液を塗布しても刺激が少ないものではありますが、個人差があるためまずはオイルやバームなどに希釈して使用しましょう。
マヌカ精油の香りは独特?! マヌカ精油を使うならブレンドレシピがおすすめ
さて効能としてはティートゥリーに似ているとされるマヌカですが、マヌカハニーの甘くて美味しいイメージとは裏腹にマヌカ精油はやや独特のなんとも言えない香りを持っています。
香りの分類としてはハーバル系などに分類されるのですが、土っぽい木の根のような香りと、やや酸味がかったようなハーブの香りが混じったようなマヌカの香りは他にはない独特の香りです。こればっかりは個人の好みだとは思うのですが、その独特の香りゆえに私は初めて嗅いだ時にはマヌカ精油ってちょっと苦手かも…と思っていました。
マヌカ自体の香りも強いので単体で使うとかなり個性が強くなってしまい、効能はとても良いものなのですがいかんせん香りが受け付けないのでは使いづらくなってしまいます。
しかしこのマヌカ精油、上手にアロマブレンドをすることでその独特の香りが和らぎとても使いやすくなることを発見しました! そこで、マヌカ精油に合うオススメのブレンドをいくつかご紹介します。
マヌカ精油おすすめブレンドその1:マヌカ+イランイラン+ゼラニウム
イランイランの甘い香りが強いため、マヌカの酸っぱさを和らげてくれ、全体的にフローラル系に優しくまとまります。マヌカの強い個性をびっくりするほど和らげてくれるブレンドなので、これならお肌に塗る用としても抵抗がないのではないでしょうか。
乾燥で荒れやすい肌のマッサージオイルとしてや、風邪の引き初めの時に喉元のリンパを流すのに使っても良いですね。私も今年の冬は、乾燥して喉が痛いかも…?という時にはこのオイルを喉周りに塗っていましたが、いまのところ悪化することなく風邪も引かずに済んでいます。
(妊娠中はイランイランやゼラニウムは避けた方がよいとされているので、産後の使用に留めてくださいね。)
マヌカ精油おすすめブレンドその2:マヌカ+スウィートオレンジ+グレープフルーツ
こちらは鉄板の柑橘系ブレンド。特に少し甘みのあるオレンジと合わせることでマヌカの酸味も和らぎ、爽やかな印象になります。これくらいならディフューザーなどで焚くのにもクセがなくて使いやすいですね。
割合として、マヌカは少量でも香りが強く出るため、柑橘精油を多めにするのをおすすめします。オレンジもグレープフルーツも妊娠中に使える精油なので、こちらは妊婦さんでも取り入れやすいでしょう。マヌカ自体の妊娠期への影響ですが、特に禁忌はないという説がほとんどです。比較的新しい精油なのでデータが少ないものではあるのですが、ティートゥリーと同様、妊娠中期以降で少量を芳香浴に使う程度では問題にならないでしょう。
マヌカ精油おすすめブレンドその3:マヌカ+レモンマートル
こちらはオーストラリアでよく採れるレモンマートルとの組み合わせ。レモンマートル自体も香りが強いのでマヌカに負けず、全体的に爽やかで明るい気分になれる香りです。
レモンマートルもまた抗菌効果が高く風邪やインフルエンザの予防に良いとされる精油なので、リビングなどで芳香浴に使えば目の覚める香りでリフレッシュもできて一石二鳥です。レモンマートルの皮膚刺激は強いため、肌への使用はあまりおすすめできません。ディフューザーで爽やかな香りを楽しんでくださいね。
(レモンマートル精油は月経を促進するという説もあるため妊娠中は避けたほうがよいですが、産後の月経リズムを取り戻したい時にはおすすめです。)
マヌカ精油で抗菌スプレーを作ろう!
お部屋の芳香浴、肌への塗布など色々な使い方ができるマヌカ精油ですが、インフルエンザの流行る時期には抗菌スプレーにしてお家を清潔に保つアイテムにも。エタノール&精製水と混ぜれば簡単にアロマスプレーが作れますので、食事前後のテーブルを拭くのに使ったり、ドアノブなど人の手の触れる場所にシュッとしたりして使いましょう。
参考のレシピはこちらです。
精製水40ml
無水エタノール10ml
マヌカ精油5滴
グレープフルーツ精油7滴
スウィートオレンジ精油8滴
無水エタノールに精油を加えてしっかり混ぜたあと、精製水を加えて撹拌し出来上がり。とっても簡単です!
※手指の消毒ができるオーガニック・天然素材の除菌スプレーやハンドサニタイザーについてはこちらの記事にまとめてご紹介しています。
まとめ:マヌカ精油などの香りを楽しみながら健康的な冬を過ごしましょう
アロマを日常的に使用するようになってから、冬の時期は精油やハーブで風邪対策をするのが習慣になりました。そのせいあってかあまりひどい風邪やインフルエンザにかかったことはないのですが、それでもやっぱり忙しかったり不摂生が続くと体調を崩しやすくなります。当たり前ではありますが、やはり免疫力を付けるには日々の栄養バランスと十分な休息が何より大事。冬は体を温めて栄養たっぷりの食事をして、時にはアロマやハーブの力も借りながら、厳しい寒さを乗り切りましょう!
最新情報をお届けします
Twitter でセレスマムをフォローしよう!
Follow @ceresmomjp
フェイスブックでコメントする