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ドイツのベビーフードはオーガニックが基本!種類豊富な瓶詰ごはんの紹介とドイツの離乳食事情[ドイツ、デュッセルドルフ]

ドイツのベビーフードはオーガニックが基本!種類豊富な瓶詰ごはんの紹介とドイツの離乳食事情[ドイツ、デュッセルドルフ]

ドイツで子育て中のmakottyです。今日はオーガニック大国ドイツのベビーフード・離乳食事情についてお伝えしたいと思います。

この記事の目次

ドイツではベビーフードはほとんど手作りしない!オーガニック瓶詰めベビーフードでほとんど済ませる

日本と同じようにドイツでも持ち運びできる離乳食が売られています。ドイツではベビーフードのほとんどの商品が瓶詰になっており、外出先で子どもに食べさせやすく、食べ残してしまっても短時間であれば蓋をして保存しておけるのでとても便利です。

ドイツでは日本と違い毎食ご飯を手作りするという文化が無いので、このようなベビーフードは外出用としてだけではなく、日々の食事として子どもに与えられています。

ドイツオーガニックベビーフード

私が子どもにおにぎりを作って公園で食べさせていると、「それは何?手作りなの?偉いわね!」と声をかけられたことが2回ありました。
日本人にとっておにぎりはとても手軽なものですが、それでも特別な日でもないのにわざわざ手作りするということを珍しく見られます。

現地の子どもはりんごやバナナといった果物(丸ごと持ってきてナイフを使って切って食べています)や、パン(お店で買ったものをそのまま与えています)、瓶詰のベビーフードを食べさせている光景をよく目にします。

そういった日常的に料理をしない食文化が影響しているせいか、ドイツのベビーフードも日本に劣らず種類豊富なのです。

しかもほとんどの製品がオーガニック食材で作られており、品質もハイクオリティーですので安心して子どもに食べさせることができます。しかもハイクオリティーでありながら安価であることも魅力です。なんと、1瓶1ユーロ前後で販売されています。食事は毎日のことですから、お安く購入できることはとてもありがたいです。

月齢別のドイツのオーガニックベビーフードのご紹介

月齢ごとに種類や大きさにも違いがあります。これから月齢ごとに紹介させていただきます。

ドイツオーガニックベビーフード:4ヵ月から与えることができるベビーフード

日本では生後5・6ヵ月で離乳食を開始することが基本ですが、なんとドイツでは4ヵ月からとなっています!

ドイツオーガニックベビーフード

4ヵ月用のベビーフードは野菜・果物単品で作られているものと、2~3種類程度の野菜・果物・穀物を使ったベビーフードの2種類が主になります。

ドイツでもアレルギーのことを考えて、赤ちゃんに与える食べ物は単品から始めます。しかしかなり早い段階でいくつか野菜や果物が混ぜられているものを与えますので、そういった点は日本と異なります。

しかも4ヵ月の時点で肉類を赤ちゃんに与えることは当たり前とされています。これには私もかなり驚かされました。牛肉・鶏肉のペーストが4ヵ月からのベビーフードとして単品で売られています。

肉類に含まれる良質なたんぱく質やビタミンは体作りに重要と考えられており、体の成長の著しい赤ちゃんの頃から与える文化があります。特に牛肉の赤身は鉄分も含んでいますので、赤ちゃんに食べさせることを私も助産師さんに勧められました。
2~3種類の食材が使用されているベビーフードは野菜と炭水化物が混ざっているものと、果物同士が混ざっているものの2種類が主流でした。どちらもペースト状になっているため赤ちゃんに与えやすかったです。

ドイツオーガニックベビーフード:生後6ヵ月から与えることができるベビーフード

6ヵ月用になると全ての商品が何種類かの食材が組み合わせられたものになります。4種類の作物が使われている商品が多いようです。

ドイツオーガニックベビーフード

4ヵ月のベビーフードと違い少しツブツブが残るくらいの形状です。
野菜とたんぱく質と炭水化物が組み合わさっているベビーフードが多く、4ヵ月用のものよりも食べ応えがあり腹持ちが良くなります。
1瓶の内容量は190gと少し多めに入っています。私はこの1瓶を4つに分けて冷凍して、手作りのおかゆやスープと一緒に与えていました。すべてのおかずを手作りするのは手間がかかるので、余裕のない時はそのように瓶詰めベビーフードに頼っていました。

6ヵ月用のベビーフードに使用されている主な食材は・・・

  • 野菜:人参・白人参・トマト・ナス・ズッキーニ・ジャガイモ・かぼちゃ・サツマイモ…など
  • 果物:りんご・バナナ・マンゴー・オレンジ・桃…など
  • 炭水化物:ライス・麦・マカロニ・クッキー
  • たんぱく質:牛肉・鶏肉・ハム
  • 乳製品:ヨーグルト・牛乳

この月齢のベビーフードはまだ食材の「ごった煮」のようなものが多いです。しかし、野菜・たんぱく質・炭水化物が一度に摂れるように食材が組み合わされているものが多く、外出先ではこれとミルクや母乳があれば十分でした。

ドイツオーガニックベビーフード:生後8ヵ月から与えることができるベビーフード

8ヵ月になると2回食になる時期です。ベビーフードの内容量も増えて1瓶220g入りになります。食材も5㎜角ほどの形を残して瓶に入っています。

ドイツオーガニックベビーフード

メニューは6ヵ月用とあまり変わりませんが、たんぱく質にサーモンが加わります。

この月齢のころのベビーフードの商品名を見てみると…

  • 人参とお米と天然サーモン
  • カラフルな野菜、サツマイモとオーガニックチキン
  • ジャガイモ、野菜とオーガニックビーフ
  • ジャガイモとクリームのビーフ煮込み
  • お米と人参と七面鳥
  • バナナとチェリーのミューズリー

と書かれています。日本のベビーフードではなかなか見ない食材の組み合わせです。ジャガイモや肉類が多く使用されているところにドイツらしさを感じます。

洋食に使われる食材の組み合わせが多いので、自宅で手作りする離乳食は和風のものが多くなりました。

離乳食にお肉を使おうとすると下処理に結構な手間がかかりますから、肉類を食べさせたいときもこれらのベビーフードを選んで与えていました。

1瓶食べきれないことが多いので、買ったら半量は冷凍保存したり瓶に残しておいて翌日使用したりしていました。日本人の子で食べきれる子は周りにもあまりいませんでしたが、ドイツのベビーはほとんどの子が食べきっていました。体も大きい子が多いですから食べきれてしまうようです。

ドイツオーガニックベビーフード:生後12ヵ月から与えることができるベビーフード

12ヵ月用になると内容量もさらに増え1瓶250g入りになります。今までは食材のごった煮でしたが、きちんとした食事のようなものに変わります。

ドイツオーガニックベビーフード

パッケージを見てみると・・・

  • パスタバンビーニ リガトーニナポリ(ペンネパスタのナポリソースあえ)
  • 柔らかいオーガニック七面鳥の野菜リゾット
  • スパゲティーボロネーゼ
  • 夏のキッチン 夏野菜のパンケーキ(夏季限定メニューです)
  • 天然の鉄分が入った野菜のリゾット

とあります。まるでイタリアンレストランのメニューのようです。大人でも食べてみたくなってしまいそうなメニューですね。食材も1㎝角の大きめの形を残しています。もう立派な食事です。

さらに、12ヵ月になると新たにスープの瓶詰も登場します。

ドイツオーガニックベビーフード

こちらはスープとして販売されていますので、水分が多めで炭水化物を含んでいません。ドイツ人はスープとパンをよく食べるので、子どもにもこういったスープにパンを添えて与えます。

ドイツオーガニックベビーフードに見るドイツの食文化と共働き事情

紹介させていただいたベビーフードを見てみると、使われている食材や味付けが日本と異なり興味深いです。食文化の違いを感じますがきちんとした洋食を子どものうちから与えることができますので、ドイツで暮らしている日本人としてはありがたいです。

日本よりも古くから両親共働きが主流であったドイツでは、市販のベビーフードを与えることに対する抵抗はあまりありません。みなさんこういった市販品を頼ることで家事や育児の手間やストレスが溜まらないようにしているようです。

日本も共働き家族が増えているご時世ですから、ドイツのように安心して子どもに与えることができるベビーフードがもっと増えるといいな、と感じています。

ドイツで育児をしているとただのベビーフード1つでも見えてくることがたくさんあります。ママが頑張り過ぎなくていい国ドイツ、食事一つでも感じる毎日です。

※日本人向けのオーガニック・無添加ベビーフードや離乳食も最近色々販売されています。こちらの記事では食育にもなる日本製のオーガニックベビーフードをまとめてご紹介しています。

日本人の味覚に合う!オーガニックベビーフード・離乳食 国産・日本製おすすめブランドまとめ

※パウチに入っていて使いやすい日本製のオーガニックベビーフードBaby Orgenteについてはこちらでご紹介しています。

国産オーガニックベビーフード離乳食Baby Orgenteがおすすめ!

※iHerbでもオーガニックベビーフードが安く買えます! オーガニックベビーフード・離乳食のElla’s Kitchenのご紹介。

Ella’s Kitchenおやつのレビュー・感想・口コミ[iHerb]

 

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この記事を書いた著者

makotty
ドイツで子育て中&専業主婦のmakottyと申します。
2歳のやんちゃな男の子のママです。
子どもを授かった時も妊婦生活もドイツで過ごしており、出産もドイツで行いました。
もともとオーガニックというものにあまり関心がなかった私ですが、様々な方からの教えを受け、家族のためそして自分のためにもオーガニック製品を取り入れるようになりました。
ドイツでは生活に必要なものすべてをオーガニック製品で揃えることができるといっても過言ではありません。
そのくらいとても身近に存在していて、そして気軽に手に入れることができるのです。
特に子どものものに関してはオーガニック製品を取り入れているご家庭が多く、私も積極的に取り入れるようにしています。
リトミックの先生や知人にオーガニックに関する知識をお持ちの方がおり、そういった方が様々なことを教えてくださいます。
日常の暮らしの中で学べていること・感じていることを何か形に残したいと思い、こちらで記事を執筆させていただくことになりました。
少しでも皆さんに関心を持っていただければ何よりです。
どうぞよろしくお願いします!

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