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競合?同士?「オーガニック」を広めるためにはたくさんの多様な仲間が必要!

競合?同士?「オーガニック」を広めるためにはたくさんの多様な仲間が必要!

よく、「競合他社」という表現を聞きます。たとえば、オーガニックコスメのBBクリームと言うと、同じくBBクリームを作っている別の会社を「競合他社」と表現したりします。要するに、同じカテゴリー・ジャンルの商品を作っている別の会社という意味です。そして、○○のジャンルでシェアを奪い合うためのライバルとして他社を捉えるわけです。

でも、この競争の世界というのは、既にマーケットが成熟している場合に言えることであって、オーガニックの世界の場合、それほど当てはまらないのではないかと感じています。なぜなら、少なくとも日本の場合、オーガニックはまだまだ市場のなかのごく小さなパイを占めるにすぎず、奪い合うほどの広さがないうえに、オーガニックは元々多様性を大切にしていて、ローカルな価値や個性を重視する傾向があるからです。そして、多様なものが共存し得るというのが面白いと感じています。

これが、画一的な価値観、たとえばより安くて早くつながる通信回線を提供するという価値観がある携帯キャリアであったら、docomo、au、ソフトバンクの3大メガキャリアに加えて、最近では格安SIMと呼ばれるとても安い携帯料金のサービスが出現しています。この場合、メガキャリアから格安SIMに乗り換える人が続出すると、メガキャリアはシェアを奪われるということになるわけです。

以前、あるオーガニックコスメの会社の方から、日焼け止めの案件でご相談を受けたことがありました。その日焼け止めは、乳液のようなテクスチャーで、BBクリームと言ってもよいような特性もあり、また、化粧下地として使ってもOK、あるいはリキッドファンデーションと言ってもいいような製品でした。

そこで私は、「競合他社という考え方に必ずしもならなくてよいのではないか? たとえば、その日焼け止めを化粧下地として使うとしたら、その上に他社のBBクリームを重ねて使う人もいるかもしれないし、リキッドファンデーションを重ねて使うかもしれない。そうなったら、別に競合ではなくなる。1つの製品を色々な切り口で紹介すれば、様々なものと共存できる」とお伝えしました。

そうしたら、商品説明ページを色々用意することで、BBクリームを探しているお客様、リキッドファンデーションを探しているお客様、日焼け止め機能のある化粧下地を探しているお客様・・・と、色々な言葉を切り口にやってきた方々を顧客にすることができたそうです。

会社としては自社の製品すべてをライン使いしてほしい、ロイヤルな顧客でいてほしい、という思いが当然あると思いますが、消費者の立場からすると、提供されたアイテムを自分なりにカスタマイズして使うことも楽しみの一つだし、どんな距離感と頻度でそういった商品を使うか?は消費者の自由でもあります。

私が尊敬しているあるオーガニックコスメの会社の女性社長の方は、これまで他の化粧品会社を競合他社と思ったことが一度もないとおっしゃっています。そして、場合によっては別の会社の製品も人にすすめることがあるそうです。

なぜかというと、オーガニックを一緒に広めている同士だという考えがあるからだそうです。

オーガニックはこだわりを持って愛用したり製造している人々が多いがゆえに、考え方の相違から業界内で相互に批判し合ったりするようなシーンもあるようです。でも、オーガニック業界はただでさえ小さな業界で、まだまだ消費者にはとっつきにくい独特な業界です。

だとしたら、大筋でオーガニックという枠組みを作り、その中で「動物成分不使用」とか、「グリーンケミストリーの合成成分不使用」とか、それぞれのこだわりポイントを差別化しながら販売したほうがいいのではないかと個人的には感じています。

最近ではオーガニックが好き!という方が増えてきていますし、コスメキッチンなどおしゃれなオーガニックを広めているお店も増えてきていますが、その一方でオーガニックの定義がよくわからない、という事態も出てきています。

だからこそ、オーガニックを広めていくためには、ゆるやかなオーガニックの定義を作り、その上で一つ一つの製品や会社を位置づけていくマッピング的な作業が必要になるなあと感じています。それは、何かを貶めたり、何かと何かを比較して優劣をつけるということではなく。

そして、オーガニックを広める多様な仲間がまだまだたくさん必要だなと感じています。私がこのウェブマガジンを立ち上げたのもそういう思いを背景にしています。

実は私はこれまで、自分のブログ・サイトという個人の場で個人の主観を発信してきました。ですが、それだけではまだまだ足りないし偏るんですよね。そこで、ライターの方々のご協力をいただいて、様々なオーガニックの世界、様々なブランドをご紹介したいと思っています。

小さなウェブマガジンですが、ライターとして寄稿していただける方を随時探しております。ご関心のある方には、詳細をお伝えしますので、是非お問い合せください。

 

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この記事を書いた著者

高橋ともえ
ceresmomを主宰する管理人・高橋ともえです。学生時代からドイツ語圏と深いかかわりを持ち、やがて仕事でドイツ出張に行くようになってからオーガニックコスメと出会い、オーガニックコスメのサイトなどの情報発信を行う。2014年「四気質の治療学」の翻訳出版。2015年第一子を妊娠出産。JOCA(日本オーガニックコスメ協会)認定オーガニックコスメアドバイザー。私生活では、町中のマンションと、江戸時代から続く近江商人の末裔の婚家の築100年の滋賀県の古民家の二箇所を拠点に、お灸やハーブ、薬草やジビエなど田舎暮らしを楽しむ生活をしている。詳細なプロフィールはこちらから。

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