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同じ日本人でも玄米菜食が合わなかった私と玄米菜食で元気になった夫の事例から「日本人」の多様性を考える

同じ日本人でも玄米菜食が合わなかった私と玄米菜食で元気になった夫の事例から「日本人」の多様性を考える

マクロビオティックなどで推奨されている玄米菜食。日本人に合う食事法として色々な書籍や情報が発信されています。

実は我が家では、約1年間、主人と私とでマクロビ的な玄米菜食を続けていた時期がありました。

その後どうなったかというと、胃腸が慢性不調になった私と、ドンドン元気になっていく夫という、同じ日本人、全く同じ食事内容で、全然違う結果が出てしまったのです。

玄米の炊き方が悪いのかと思い、10万円の炊飯器も買いましたし、お米の炊き方も色々工夫してみたのですが、やはり私の体調不良は続き、一方で、主人はますます元気になっていきました。

最終的に、マクロビ実践者のある方から、お腹が弱い人は玄米はやめたほうがいいよと言われたのをきっかけに、我が家の玄米菜食ライフは終わりました。そして、普通のお味噌汁と白米を1日ごくごく少なく1膳以下、卵かお魚メインで時々肉という食事に変えたところ、ほどなく私が長年悩まされていた生理不順(というか無月経)が治り、3回の周期通りのスムーズな生理が来た後に自然妊娠しました。

※ご参考までにですが、マクロビ的玄米菜食生活を辞めたら自然妊娠する人が結構いたという話が、分子栄養学のクリニックの方が書いた著作にも書いてありました。※誤解なきよう注記させていただきますが、もちろんマクロビをすることで妊娠できたという正反対の経験をしている人もいて、私の周りでもマクロビを始めてから子どもを授かった人もいますので、マクロビ=不妊と主張したいのではありません。
「卵子の老化に負けない 「妊娠体質」に変わる栄養セラピー」

私の生理不順は、もちろん玄米菜食だけが原因ではないと思っています。妊娠するまで出張の多い仕事をしていたことでリズムが乱れていたのも大きな原因だったと思います。とはいえ、玄米菜食をやめて、白米を1日1膳食べるか食べないか程度まで量を少なくして動物性タンパク質を摂るようになってから(つまり肉食糖質制限ですね)、あっという間に腸の不調が治ったのは事実。そしてその先に生理不順の改善と妊娠が続いたのでした。

玄米菜食を試みたときの私は、玄米って素晴らしい完全食だ!と思っていました。無農薬で玄米を作っている生産者さんから定期宅配でお取り寄せしていましたし、きっと私は健康で幸せになれて、子どもも授かれる!と思っていたのですが、ずっとそうはなりませんでした。

それでも頭では、マクロビや玄米菜食を礼賛する書籍や情報のことがありましたし、何より一緒に生活している目の前の主人は美味しい!気持ちいい!体調がいい!を連発するので、1年も続けてしまったんですよね。

でも、この一件を期に、思ったのです。

どれだけ良いと言われているものでも、人類全員に合うものは決して存在しないのだということを。完全というものはこの世には存在しないのだということ。

日本人は一枚岩でもないし均質な民族ではない。南北に長く、内陸と海との行き来があまりなかった時代もあるから、ルーツ(血筋)によって合う食事は変わるかもしれない

それ以来、日本人と言っても、玄米菜食が日本人全員に合うわけではないし、いわゆるまごわやさしいな食事も完璧ではないんじゃないか?と思うようになり、マクロビ礼賛ではない(玄米否定派など)情報や書籍を集め始めました。

すると、ネットのブログでも、また書籍などでも、玄米菜食の危険性や合わない体質の人もいるということを主張する情報源を見つけるようになりました。

たとえば、医者の内海聡さんはクリニックでその人に合う食べ物などを知ることのできるメタトロンという波動測定器を使用して診察されていますが、自分のクリニックに来る日本人の中にも、まごわやさしいな食事や玄米菜食が合う人と、糖質制限・肉食が合う人がいるので、玄米菜食さえすれば健康になるというわけではない、ということを著作で書かれています。

「その「油」を変えなさい!」 内海聡

また、そもそも論として、私の家系は東北・北海道の血筋です。おばさんとかロシア人かと思うような顔立ちで色素の薄い方もいます(会津若松と青森の内陸部です)。こういう海が遠い内陸部やお米を食べる機会があまりなかった東北地方や北海道などでは、いわゆるジビエとかを食べる肉食中心の生活だったのではないかと思いました。

一方うちの主人は滋賀県のお寺関係の家系でしたのでお米を口にする機会が多かったのではないかと感じました。だから、肉を食べる血筋だった私には玄米菜食は合わず、お米を食べることが多かった血筋の主人は玄米菜食が合っていたのかもしれないと思ったのです。

日本は南北に長く、本来多様性に富んでいます。一般人で海に住んでいると内陸に住んでいる人との交流などはほとんどなかったと思います。つまり、日本人だから○○が合う、はある程度は当てはまりますが、一概には言えない、幻想なのではないかと思っています。

なお、一説ですが、マクロビを続けるとアーユルヴェーダでいうところのヴァータ(風)の要素が強くなりすぎることがあり、もともとヴァータが乱れやすい人やヴァータが多い人はマクロビは合わないという話も聞いたことがあります。これは、私自身ヴァータが乱れやすい体質なので、個人的にはすごく納得できます。

大切なのは、偏見や固定観念を持たずに自分に合うものを選べるようになること。オーガニック=マクロビでもないし、オーガニック=ローフードでもない。特定の健康法とオーガニックは必ずしもイコールではない

私は約1年間合わない玄米菜食を我慢してすごく体調を崩し、その後真逆の糖質制限肉食をすることで体調がよくなりましたが、この経験をして以来、誰がどんなに素晴らしいことを言おうと、頭で考えて食べるのはやめると決めました。

そもそも、食事法も時代によって専門家が言うことが変わったり、専門家同士でも意見が分かれるものはありますから、どれだけ権威があっても、誰かの意見だけを鵜呑みにしないのはとてもとても大切です(リスペクトはしますが、受け売りしないということ、自分で確かめること)。

そもそもオーガニックは特定の健康法だけに限定されるものではない、ということも歴史上の事実です。

※organicが用語としてはじめて世界で意識的に使われるようになったのは、IFOAMというオーガニック食品に関する国際機関が1970年代に語の定義を定めてからです。その後、いわゆるオーガニックの各種認証が生まれてきました。

ですので、食材がオーガニックな製法で作られた食品であることは大前提ですが、食べた結果の自分の体調の変化を自分で敏感に感じ取って、合わないと思ったら苦しまずにそれをやめる。これが、自分にとってベストの食事法に巡り合うためには大切なのだろうと思っています。

これと同じことが、あらゆるジャンルに関しても言えると思います。私が大好きなコスメが別の人には微妙なこともあるでしょうし、逆に誰かのお気に入りが私に合わないこともあるでしょう。たとえば、日本の伝統的な自然療法であるお灸であっても、よもぎアレルギーがある人はおすすめできません。

こうした体験から、このウェブマガジン・セレスマムでは特定の流派や健康法に偏りすぎないよう多様性を大切にしています。

特定の健康法に肩入れしないことと、オーガニックの定義(基準)をはっきりとさせることは両立可能です。なので、このサイトで定めているオーガニックの基準を読んでいただたうえで、ライターの方の意見を参考にしつつ、読者さんご自身が勉強して情報を取捨選択していただけたらと思っています。

今後も、感情的にそして扇情的に語るよりも、多少の懐疑精神を持ちつつエビデンスも大切にしつつ、慎重に発信していきたいと思っています。

 

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この記事を書いた著者

高橋ともえ
ceresmomを主宰する管理人・高橋ともえです。学生時代からドイツ語圏と深いかかわりを持ち、やがて仕事でドイツ出張に行くようになってからオーガニックコスメと出会い、オーガニックコスメのサイトなどの情報発信を行う。2014年「四気質の治療学」の翻訳出版。2015年第一子を妊娠出産。JOCA(日本オーガニックコスメ協会)認定オーガニックコスメアドバイザー。私生活では、町中のマンションと、江戸時代から続く近江商人の末裔の婚家の築100年の滋賀県の古民家の二箇所を拠点に、お灸やハーブ、薬草やジビエなど田舎暮らしを楽しむ生活をしている。詳細なプロフィールはこちらから。

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