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不妊治療・妊活にオーガニックを取り入れよう!私と夫のオーガニック妊活体験談 [日本、東京]

不妊治療・妊活にオーガニックを取り入れよう!私と夫のオーガニック妊活体験談 [日本、東京]

こんにちは、オーガニックな妊活生活を経て水中分娩で出産を体験したmireiです。今回は私自身の夫婦でのオーガニックな妊活についてご紹介したいと思います。

オーガニックな生活をしてさえいれば思い立ってすぐ妊娠できると勘違いしていた30歳までの私

私は結婚自体は25歳にしており早かったのですが、まだその時は「子供が欲しい」と全く思っておらず、自分の仕事を充実させたいと思っていました。(結婚当時、新卒で入社した会社を退職し、その後の転職先を探しているところでした。)

今思えば、主人は結婚してすぐに子供が欲しかったのかもしれません。正社員での仕事を一生懸命探そうとしている私に、「仕事は派遣とかでそこそこにして、リラックスしてできる職場でやればいいんじゃない?」といつも私に言っておりました。

そんな主人の意見は無視し、私は「子供は30歳くらいで授かれたらいいや」と思っていましたので、趣味や仕事に没頭しておりました。気が付けばあっという間にDINKSのまま30歳に。主人は36歳になっていました。30歳になった私は、「さあ、夫婦だけの結婚生活も好きなだけ楽しんだし、そろそろ子供をもつことも考えようかな!」などと、妊活を安易に考えていました。自分も主人も、それなりに健康には気を遣っていましたし、実際に健康であったので、子供を作ろうと思えばすぐにできると考えていたのです。

なんとなく33歳までそのままだった私が主人と一緒に行った不妊に関する医学的な検査の重要性とは?

ところが、いざ子供を作ろうとしても毎月きちんと生理がくるだけ。会社の周りの女性社員はどんどん産休に入り、さらに気持ちが焦りました。「あんな不健康そうな人が簡単に妊娠するのに、どうして私が妊娠できないの??」と、頭の中がぐるぐる回ってしまいました。仕事も深夜残業が多くなってきていて、なかなか思うようなタイミングで子作りにも取り組めません。しまいには、妊婦を見るのも苦痛になってしまう有様でした。

子供ができないまま年月が経ち、33歳になった時に、37歳の女性の上司から「ランチに行こう」と誘われ、その場でプライベートなことをざっくばらんに話す機会がありました。その方も当時結婚8年目でしたが、お子さんはいらっしゃいませんでした。むしろその方は子供は好きではない、という噂を聞いていたので、ランチの場でいきなり「mireiってさあ、子供とか考えてるの?」と言われたときには驚きました。

「ええ、まぁ・・いつかは欲しいなと思ってるんですけど・・。」とあいまいに答えると、「実はうちも欲しいんだけど、なかなかできないんだよねー。」と正直に話してくれました。まだお互い夫婦の生殖能力を調べる検査や子宮年齢の検査には行っていないこと、不妊治療の実績が有名な病院はどこかなど、色んな意見や情報を交換しあいました。そしてそのランチの場で、「まずはもやもや悩んでないで、原因を突き止めるべくお互い夫婦で妊娠する能力があるのかどうか病院で調べよう!」ということになりました。

良く良く考えたら、普通妊活に取り組まれるご夫婦は、きっとすぐに病院へ行って検査をされるかと思うのですが、特に私達夫婦はオーガニックな生活を心がけていましたので、元々あまり病院に行くという発想が、今までなかったのです。そしてここで大事なのは、「夫婦で検査をする」というところです。それがいかに大事なことか、その後すぐに判明するのです。

なんと、病院で検査をした結果、女性の上司も私も妊娠の能力は全く問題なく、むしろ実年齢より子宮が若いとまで結果が出たにも関わらず、女性の上司のご主人は体外受精でないと妊娠は無理なほど精子の数が少なく、私の主人も同年代の健康な男性の4割程度しか健康な精子がいないことが判明したのです。

これではいくら子作りを頑張っても、子供が出来なくて当たり前でした。私の主人は、結構身体に元々気を遣っている方だったので、かなりショックだったようです。でも、勇気をもって検査を受けてくれたことに、今でも本当に感謝しています。こういった検査自体を嫌がるご主人様も多いと、産婦人科で聞いていたからです。

そして女性の上司は早速体外受精に踏み切ります。何とその1回で、その上司は妊娠したのです。これはかなりラッキーな例だと思います。

不妊治療や妊活をするならゴールや方向性をちゃんと決めよう! 苦しくならないために夫婦の足並みを揃える大切さ

そういった例も鑑みて、私達夫婦は今の現状を踏まえて、今後妊活をどうするか、何度も家族会議を開きました。大事なのは、夫婦のどちらかでも不本意なことがあったら、それに関しては取り組まないことです。

どちらかが人工的に何としても妊娠したいと思っていても、どちらかがそこまでして不自然な妊娠はしたくない、と思っているかもしれません。お互い納得の上で、同じ認識を持った上で妊活をし、自分たちの子供を持つという同じ目標に向かって協力していきたかったのです。

何度も話し合いをした末、私達夫婦は、4割の健康な精子に懸け、自然妊娠するよう可能な限り健康的でオーガニックな生活をしようと決めました。そして人工的なアプローチ(病院での不妊治療)は一切行わず、そのお金があるのだったらそのお金を全て自分達の健康的な妊娠ができる身体づくりに投入しようと決めました。

なぜそのように決めたかと言うと、やはり今まで健康的でオーガニックな生活をしてきたのに、ここで人工的なものに頼ってしまうと一番大事な子供に影響が出るのではと考えたためです。

最近でこそ良く言われますが、やはり親の妊娠時の体系や健康状態が、子供に影響が出るという説があり、私達夫婦はそれを一番気にしていました。私の上司のようにやむを得ない場合は人工的にアプローチするのも致し方ないと思います。

が、自然妊娠の可能性が少しでもあるのであれば、自分たちの身体を信じてそこに懸けて、出来る限り自分たちの身体を自然で良い状態に持っていき、その良い状態で妊娠をし、子供に様々な薬などの悪影響が出ないようにしたいと考えたのです。それと同時に、私たちの妊活は、私が40歳になるまでを限度とし、もし40歳になるまでに子供が出来なかったら、妊活は止めて、子供の替わりに犬を飼おうと決めました。

夫婦一緒に行ったオーガニックな妊活生活、1度目は稽留流産するも次に自然妊娠、水中分娩で出産

そう決めてからは、夫婦で一生懸命できる限り健康で妊娠しやすい身体になるよう、色んなことに取り組みました。私はホットヨガに毎週仕事帰りに通い、身体の巡りを良くして老廃物を流すことを心がけました。

また、妊娠には精神がリラックスした状態もとても大事だと思い、これは出来る人とできない人がいるかと思いますが、思い切って残業ばかりでストレスの多い職場を辞め、家から徒歩で行ける残業もストレスもない会社に派遣社員として転職をしました。

また、妊娠しやすくなるというナチュラルなハーブティーを毎日欠かさず飲み、腸が綺麗になる玄米でできた酵素や身体に良い健康食品も、夫婦で毎日取るようにしました。腸が栄養を吸収し身体にめぐらされていくので、腸を綺麗にしながらその栄養価自体も高いものを取り入れることで、健康な子宮や精子ができるように心がけました。また、ごしんじょう療法という純金の、棒で身体の血流を良くし、身体に溜まった電磁波を取り除いてくれる療法があるのですが、そちらも毎月欠かさず主人と通い、身体のメンテナンスに取り組みました。加えて、玄米酵素の勉強会で、今男性の健康な精子がどんどん減っているという調査結果を聞き、その予防策にも取り組みました。

その内容の一つに男性はズボンのポケットに携帯電話を入れる傾向があり、携帯電話の電磁波によって精子が奇形になったり、不健康な精子になってしまうというものでした。それを思い出し、主人に伝えてズボンのポケットに携帯電話を入れてもらうのを止めてもらいました。

また、太り過ぎて不健康な遺伝子が引き継がれないように、土日のお休みには夫婦で1時間半ほど森林浴できるような自然の多い公園に、ウォーキングに出かけました。日々の食事も、今までは作りたいものを作っていたのですが、和食等油の少ない健康的なものを、なるべくオーガニック食材を取り入れながら作るようにしました。また、主人は晩酌を割とするタイプだったのですが、お酒は止めてノンアルコールビール等に切り替えました。

そういった努力をしていくと、なんといままで一度も妊娠したことが無かった私が、取り組んで1か月ほどで妊娠したのです。ただその人生初めての妊娠は、残念ながら稽留流産してしまいます。その時も、流産してしまった子供のためにも、オーガニックな生き方をしてきた自分の方針に逆らわないためにも、病院で処置をしてもらわず、ひたすらその子が自然に流れてくるのを待ったのでした。これは色んな意味でとても辛い体験で、しかも流れてしまった後の出血を伴う子宮収縮の痛みも尋常ではなく、あまりの痛さに気を失いかけ救急車にお世話になる始末でした。
流産を診断された病院では、「残念なことだけど、でも子宮がきちんと正常に働いている証拠だよ。」と言われました。

結婚9年目にして初めて妊娠したのに、流産してしまったショックから一時は妊活どころではありませんでした。が、再びオーガニックな妊活に取り組んで2か月余り、再度妊娠することができ、結婚10年目にして待望の赤ちゃんを出産することができたのです。出産時は予定日より10日も早かったにも関わらず、赤ちゃんは3,600gとかなり大きく、別のところでも書きましたが水中分娩で出産したこともあってか、35歳の初産であったにも関わらず、陣痛から3時間49分余りでスピード出産をしたのでした。

※その時の出産体験談は、こちらの記事に書いています。

35歳で水中分娩 mireiさんの体験談その1 [ナチュラルなお産 私の体験談]

35歳で水中分娩 mireiさんの体験談その2 [ナチュラルなお産 私の体験談]

以上が私のオーガニックな妊活の体験記です。人工的なアプローチをした訳ではないので、明確に「これが妊娠につながったのだ!」と具体的に示すことはできません。ただ、私達夫婦が妊活する上で大事にしたことは、今まで実践してきたオーガニックな生活を信じ、妊娠した後の子供の健康への影響まで考えて妊活を行うこと、そして決して後悔の無いよう、思いつく限りのオーガニックなアプローチは全力で行うことでした。その結果、私達夫婦にやってきてくれた宝物はかけがえのないものとなり、喜びもひとしおです。今現在妊活に一生懸命取り組まれている皆様にも、良い結果が出られることを心から祈っています。

 

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この記事を書いた著者

mirei
東京都在住の専業主婦です。2014年に長男を出産しました。2018年春より幼稚園に長男を通園させる予定で、お弁当作りはあるものの、やっと自分の時間も少し取れるかなというところです。私は結婚自体は2004年にしておりましたが、子供ができるまで共働きであったこともあり、妊活のスタートがかなり遅れました。2011年頃ようやく本腰を入れて妊活に励んだものの、すぐには授からず不妊治療も考えました。が、主人も私も元々オーガニックや自然食品、健康維持にとても興味があるタイプでしたので、人工的なアプローチでなく、自分達の身体の機能を高める自然食品や発酵食品、健康食品やごしんじょう療法、整体等を積極的に取り入れることで、妊娠する率を高めることにしました。結果、2013年にようやく待望の妊娠をするも妊娠9週目で稽留流産。翌2014年1月に再度妊娠し、同年11月に水中分娩にて長男を出産をしました。

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